【大学受験】導入見送り発表時の塾講師の様子

 年が明け、新年となりました。

昨年は暮れに大学入試共通テストについて大きく変更がありましたね。ざっくり言うと次の2点になるかと思います。

①英語外部試験の導入見送り ②国語、数学の記述式問題の導入見送り

これらが発表された時、塾講師はどんな目にあったのか、事業部としてはどういった動きになったのかをお話しします。タイミング的には少し遅いとは思いますが、ご容赦ください笑 

①英語外部試験の導入見送り

さて、まずこちらについてですが、お察しの通り皆憤慨しておりました笑

特に英語科は、4技能対策を考慮して塾内でテキストを作成しておりましたので、それら改訂せざるをえません。さらに、年間のカリキュラムも改訂する必要があります。(発表後は案の定緊急会議が開かれました)

これに伴い、カリキュラムについての言及があるパンフレット類も差し替えなくてはいけなくなるので、『本部と英語科は非常に大変』が結論になります。

では、現場で生徒と直接関わってる講師(各地域ごとの教室に勤務している講師)はどう考えているのでしょうか。

英語科は大変という話をしましたが、これに関しては人に依ると思います。事業部全体の動きに関わることがない新人は「困っちゃうね〜」で終わる人もいますし、逆にしっかり対策すべくオススメの参考書などを生徒に買わせていた講師は「どうしよう……」と真っ青になっていました。

ただ、どの講師も共通してぶち当たる問題が、『生徒への対応』です。

「もう英検申し込んじゃったんですけどどうしたらいいですか」

「志望校の受験で必要だったんですけどこれってどうなりますか」

といった声が後を絶ちませんでした。

正直「こっちもパニックだよ」と言いたかったですが、そんなことはいえないのできちんと対応します。在籍している生徒の数が多い塾・教室は現場でこの対応をすることが非常に大変だと思います。

英検は受けておいて損はないですし、志望大学も後でプレスリリースがあるだろうからそれを待てば良いだけなのですが、やはり生徒にとっては自分の人生に大きく関わることなので不安でいっぱいです。そういう時こそ大人が「大丈夫」と一声かけることが大切なのだと思います。

②国語、数学の記述式問題の導入見送り

こちらについては意外と大きなリアクションはないです。

数学科は「特に慌てることはなく、どう転んでもいいように対策をしましょう」といった意見になってます。共通テストの問題も、数学的なファクターが変わるわけではありません。表現が違うだけです。これまで『センター試験の裏技』なるものに頼っていなければ特に問題はないでしょう。どちらかというと個別試験の対策を重点的にやる勉強にするだけです。

国語についてはあまり意見を聞きませんが、何かあれば記事にしてまとめたいと思います。


まとめ

1.本部は外部試験導入で結構振り回されている

2.現場単位では生徒対応が主

3.記述式導入見送りはさほどインパクトがなかった



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