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コミュニティの混ぜ込みに挑む意識

 コミュニティーマネージャーアドバントカレンダー2019で書いております。コワーキングスペースもりおかをやっております川村と申します。

 今日の話題は、コワーキングスペースの中でコミュニティーマネージャーをしている方としては当たり前の話をするのかもしれません。むしろ初心者向けとも言えることかもしれません。そんな感じで読んでいただけるといいかなと思います。

 コワーキングスペースではフリーランサーのような個人だけでなく、会社や団体で数人単位の利用があります。しかしながら見ていて残念だなと思うのは、利用を通じて相互につながっていきましょうとか交流を仕掛けても、交流をしたがらなかったりすることです。別に求めなくてもいいという方もいるのは理解できます。と言っても、利用者にとってそこに求めている役割はワークスペースだったりイベント会場だけだと考えています。そういう人は、この先カラオケボックスや公民館などに流れると予測しています。別にそれでいいと思いますし、本来であればそれにプラスして "誰か自分達の仕事にとって手助けや協力をしてくれる人とつなげていく" ことをサービスで提供しているのがコワーキングスペースだと考えています。

 そのために、これからは「コミュニティを作る」「コミュニティを快適に利用させる」のほかに、「コミュニティを混ぜ込む」ということを意識して取り組むことが大事になってくるのではないかと考えております。

 うちの場合は様子を見てからになるのですが、利用者さんとの会話を通じてつながってみると効果的になるのではという方がいたら、その方や団体同士を強引に利用する日時を合わせてつなげることがあります。お互いには、それぞれの利用についてあえて知らせません。そうして一緒になったら、頃合を見て私から紹介をします。こうしてつながった関係は、今のところ仲違いしたという話も聞きませんし、これを通じて新しいビジネスや契約につながっていったり今でも交流があったりしています。こういうケースを見ると、本当にコミュニティマネージャーをやっててよかったと感じます。

 可能かどうかまでは難しいところなのかもしれませんし、理想論を語っているのかもしれませんが、利用している方・利用しているコミュニティとをこんな風に混ぜ込んで効果的に新たなビジネスや活動に役立たせていく、そのフェーズにさしかかっていかないといけない時期に来ているように感じます。それができなければ、コワーキングスペース・コミュニティマネージャーというビジネスがこの先社会的に評価されなくなると本当に危惧しております。

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