「チェックイン」から始めよう

みなさんこんにちは。コワーキングスペース茅場町 Co-Edoの田中弘治です。この記事は コミュニティマネージャー Advent Calendar 2020 の2日目の記事です。

初日・2日目と記事を書く方がいないので、「代走」したいと思います。

イベントの冒頭に「チェックイン」をする文化

2020年の終わりから2021年初にかけていくつかのイベントに参加したのですが、そこで「チェックイン」をする文化をしりました。

チェックインといっても「イベントに来たことを受付する」ということではなく、参加者全員でその時点の心と身体の状態をそれぞれ確認し伝えあうことを指します。

たいていの場合、数分程度、静かに(目を瞑ったり瞑らなかったりしつつ)各自が「今この瞬間、心や身体がどういう状態なのか」を、いわば「観察」します。

その後、順不同で(話をする心の準備の整った方から)話をしていくというものです。(このとき誰から話をするかを指す必要はありません。また、間があいても、誰かが口を開くまで、じっと待っていましょう)

誰かが話しをしているときは、他の人は耳を傾けます。自分は何を話そうかとか考えず、ただ「そのひとが今この瞬間、どんな状態か」を知ることに集中するのです。(質問したり、感想をいったりも基本的にしません)

たとえばこんなチェックイン

実際に体験しないとなかなか伝わりづらいことですので、こんなイメージです。

今日は1日締切に追われてせかせか仕事をしていまして、実はまだそれが終わらせられずに今このイベント(ミーティング)の時間になってしまいました。なので、いまでもまだ少し、なんというか心が焦っているような感じで、まだどこか上の空の自分もいます。一方で身体の方は朝から体調もよくとくに気になるところがありませんでした。あ、でも、少し首の周りが凝っているなあというのはさきほど感じました。ただ全体的にはリラックスした状態です。きょうはよろしくおねがいします。

伝わりますでしょうか。
目を瞑ると、意外と様々なことに気づきます。心と体の状態に意識を向けると、その瞬間が平常時と比べてどう違うのかという点も感じ取りやすく、どこかリセットする感覚にも繋がることが多いです。

チェックインをする効果

現代人はとかく時間に追われがちです。イベントの時間に遅れそうで走って会場に到着したという人もいるでしょう。オンラインの場合は、直前まで子供の相手をしていて慌ててログインするとかですね。

それまで、と、このあと、を明確に分けてあげることで、それまでの状態に引っ張られることなく、すっとその場に入り込むことが可能です。
体験したことのない方には、ぜひこの感覚を体験していただきたいと心から思います。

また、他の参加者のことを、フラットに知ることができます。
見た目の印象やそのひとの口調のような、その方を知るうえで本質的ではない要素ではなく、着飾ることのないそのままを、率直に受け止めやすいのです。

ぜひおためしください

じつはこのチェックインを自分が関わっているイベントでするようになったのは最近です。

イベント中、ひょんなことからこの「チェックイン」の話題となり、ほかのコワーキングスペースの運営者の方が「実際に毎回やっている」という話を聞き、それならということではじめました。

自分のことを率直に話をする機会の激減した現代、「チェックイン」を取り入れることで、簡単に、より深く参加者同士がイベントに関わるようになりやすいです。

ぜひおためしくださいね。


アドベントカレンダー3日目の明日(12/3)は………まだ書く人が決まってません。いまからでもご参加いただける方がいましたら、ご都合の良い日にエントリーしてくださいね。

https://adventar.org/calendars/5327

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