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⑤クラクフの街と宿泊先のホストたち

4日目その二、前回の続き

クラクフへ来てからバスで宿泊先へ直行したため、トラムという乗り物にはまだ乗っていなかった。オルガにバスかトラムかどちらが早い?と聞いたら行き先によると言われた。そりゃそうだ。ただ普段トラムを使うことが多いということだったから、トラムの停留所と降りる場所を教えてもらい、乗ることにした。

トラムは、つい先日まで住んでいたトロントの街中を走るストリートカーと、少し違った。トラムは本当に路面電車だった。街中を走るときはバスと大差ない。市街地を抜けると運行速度も上がり、信号待ちは時々あるけれどバスより快適、な気がする。ただやはりエアコンはかかっていない。

時間はだいたい午後4時、既に疲れており、気を抜くと眠くて気絶しそうだ。今日はトラムで旧市街へ向かい、さらっと回って終わりかな。

クラクフの公共交通機関

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クラクフの公共交通機関であるバスとトラムは、利用時間とゾーン制で料金が分かれている。市街地がゾーン1、空港のように市街地を出る場合はゾーン1+2のチケットを購入する必要がある。市街地を行き来する場合は券売機でゾーン1を選び、ノーマル、20分2.8złoty、もしくは40分3.8złotyのチケットを選んで買う。40分以上の時間を乗るなら、70分とか買えたかもしれないけれど買ったことがない。

買った時間内であればバスでもトラムでも何度でも乗れるというチケットとなる。そして空港や郊外に出る場合は20分であろうが40分であろうがゾーン1+2を選び、ノーマルを選択して4złotyのチケットを買う。こちらは時間制限がないけど一度しか乗れない。ややこしい。

券売機はバス、トラムの停留所にある場合と、乗り物の中にある場合がある。場合があるというのは、券売機が無いことも多い。市街地の観光地前など、人気のある停留所には大抵券売機が設置されている。また車体が新しいトラムやバスの中にも券売機がついており、外で売っていなかったり買えなくても車内で買うことができる。

注意が必要なのは、車内に券売機があったとしてもコインしか使えない。紙幣やカードが使えるのは停留所に併設されている券売機だけで、車内でチケットを買う場合は必ずコインを用意しておこう。僕は一度急いで乗って車内で買おうと思ったら紙幣しか無く、他の乗客に声かけまくって紙幣をコインに両替してもらう羽目になった。

車内に券売機があると思って乗ったら古い車体で設置されておらず、進む前にすぐ降りたこともあった。もう一つ注意しなければいけないのは、必ず改札をすること。僕はバスで1回、トラムで1回検札を受けたことがある。その際にチケットを購入していなければもちろん罰金だけど、改札をしていなくても罰金が200だか300złotyぐらい必要となってくる。まとめると

・停留所で売っていればチケット買う
・売っていなければ車内に券売機があるか確認して乗る
・その前にコインがあるか確認して乗る
・ゾーン及び時間を確認してチケットを買う
・改札を忘れない

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