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「本とかの店」に来てくれる人

「本とかの店」に来てくれる人は3種類いて、

①うちの奥さん、コジマさん、ゴトウさんといったコワーキング利用
②Over35そういう飲み、ラーメン部など宴会利用
③通常来店

以上の3つが今のところメインだ。それ以外にも顔を見に来てくれる人や、イベント利用、休憩利用などがあり、もちろん誰も来ない日もある。そういうときは僕が一人で作業していたり、寝ていたりゲームやってたりする。

今回は③の通常来店について。僕が思ったことを日誌的に。

最近、誠光社で買った「かもがわご近所マップ」と「京都ケチケチ買い物案内」を読んで、近い範囲にやたらとレコード屋が多いことを知った。

「本とかの店」も一応レコードを置いているから、ちゃんとした店はどんな感じだろうと思って何件か覗いてみた。JET SETレコード、100000tアローントコ、ワークショップレコード、ほんとレコード、などなど、みんなレコード屋として長く続いている有名店だった。

ちゃんとした店は、スペースに対してとにかく品数が多い。当たり前だけど、商品を売るための店だから店の面積のほとんどが商品で占められている。それに比べたら「本とかの店」は店と言いつつ、テーブルを囲んで座るスペースがメインになっているから、やはり部屋だ。

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テーブルを囲んで団らんできたり、持ち込み飲食できたり座り読みできるってのはいいんだけど、商品のスペースが圧倒的に少ないため、③の来店客はすぐに商品を見終わってしまう。目ぼしいものがないと売れないし、気に入って買ってもらえても、次来るときまた同じラインナップだったら、もう来なくなるだろう。棚をすぐに見渡せる分、どんどん商品を仕入れていかないと興味を持ってもらえないなーと思った。

なんか普通の店みたいな話をしているが、「本とかの店」にふらっと立ち寄ってくれる人はときどきいる。ジモティーを見て来てくれる人もいる。Googleマップを見て来てくれた人もいるかもしれない。路面店ではなく、外に看板もなく、雑居ビルの3階で、おまけに中は部屋。ろくに宣伝活動も行っておらず、うちの奥さんからは「知らない人だったら怖くて絶対入れない」と言われるが、それでも興味を持って来てくれる人がいる。

ちゃんとした店を目指してはいないが、来てくれる人にはなんかおもしろがってもらえて、また来てもらえたら嬉しい。だから、おもしろがってもらうにはどうすれば、と考える。先ほどの品揃えの話は、店をやるなら基礎中の基礎だとは思う。

他にも、目玉商品を飾っておくといいのだろう。他ではあまり見かけないようなレア商品とか。いまうちに置いているレコードも、そこそこ珍しくて1万円近くするものが何点かある。そういうのは売れると確かに利益になるんだけど、売れなくてもいいんだと思った。そういう商品を置いている店、ということで他にも価値のある物があるかもしれないと思って、見てもらえるんじゃないか。

これはネットで5,000円で出したら一瞬で売れました

高額商品は、本当に欲しい人がネット経由で買っていってくれる。店頭では、客寄せパンダとして活躍してもらえればいい。店で実際に売れるのは、ほとんどが100円から500円の安い商品だ。安いものは、見ていく人も圧倒的に多い。だから店売りはそれでいいんじゃないかと思う。目玉商品を見に来て、安い物でも買ってくれたらそれで十分だ。

他にも③通常来店のためにやることはなんだろう?ちゃんとした店じゃないうちが、考えることとは。先日水曜日のコジマさんとうちの奥さんがいる空間は、なんか華のある空間でまた来たくなる感じだったと思う。でも理想のお店はアキラの春木屋とか大日本天狗党絵詞の有吾堂です!


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