近くの店⑤ 京都府立図書館
長らくほったらかしにしていた近くの店シリーズ、第5弾は店ではなく図書館。図書館の近くに住むのが夢だったようなところある。
大阪にいた頃、一時期は浪速区の桜川という場所に住んでいた。そこから西区の大阪市立中央図書館へ、よく通っていた。めちゃくちゃ近いわけではないが、自転車に乗れば遠くもなかった。西区の図書館は広く、自習室や雑誌が充実しており重宝していた。
トロントで学校に通っていた日本人なら、図書館はめちゃくちゃ利用しただろう。自習テーブルや会議ブース、Wi-Fiはどこでも使い放題、飲み物持ち込み可、まさに図書館の理想形態だった。僕は日本語を教えるバイトにも図書館のブースを活用していた。しかも市内のいたる所にある。こういう施設の充実度が、地域毎の教育格差に著しく影響しているのではないか。
京都の市立図書館はどこも小さく、蔵書も少ない。あまり普段遣いには向いていない。しかも同じ区内でも自宅からけっこう離れており、行き来が大変だ。ただし京都中の蔵書をネットで検索して予約できるから、本を借りようと思えばけっこうなんでも借りることができる。ほぼ借りる専用として、これまで利用してきた。
京都府立図書館の評判は前々から聞いていた。まず建物自体がかっこよく、広く、きれいで使いやすいと。何より自宅から近く、行きやすい。
しかしこれまで一度も利用したことがなかった。蔵書が大したことないだろうと高をくくっていた。蔵書検索はいつも、Amazonから調べることのできるChrome拡張のLibronを使っている。
これまで蔵書検索対象を京都市立図書館に設定していた。それを府立図書館へ変更して検索してみたら、意外と引っかかる。全然大したことなくないぞ、府立図書館。検索対象を府立図書館に固定して、これからは府立図書館を中心に活用していってもいいぐらいだ。
外観はこんな感じ。中は写真撮影禁止と書かれていた。
地下の学習机が外からも伺える。
広さは、市立図書館よりは広いというぐらい。Wi-Fiは2階のパソコンコーナーのみ使用できるようだ。
今回僕が閲覧した本は、
・絶対に住めない 世界のゴーストタウン
・消滅遺産 もう見られない世界の偉大な建造物
こういうのも置いている。地球の歩き方も豊富だった。買えない本、買うかどうか迷っている本など、ちょっと立ち寄って閲覧したり、借りたりするのにちょうどいい。最近気になっていた本だと、アトロクで紹介されていた「エデュケーション 大学は私の人生を変えた」も置いていた。いや、そんなに本ばかり読んでいる時間はないんですけどね。
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