見出し画像

年の差恋愛7~距離が縮む

「W不倫全部書くシリーズ」第7話です。

ちょっと驚きの彼女からの連絡から1週間、何とも言えない高揚した気持ちで、前回からスライドさせた施術に向かいました。その道中、いつもは臆病で具体的なアクションなどできやしない自分の中で、「今日は自分が勇気を出さないといけない」と、何か決意めいたものを持っていました。

そんな決意をもっていざサロンへ。
いつもどおり、明るく出迎えてくれる店舗スタッフ。個室に案内されて、身支度を済ませ、緊張の中、彼女を待ちます。

とっても長い時間、待っているような錯覚。

やってきた彼女は、いつもの満面の笑みというよりかは、何か照れているように伏し目気味で、思わず「どうかしたんですか?」と声をかけそうになるほどでした。

自分「こんにちは」
彼女「ご予約有難うございます。よろしくお願いします」
自分「よろしくお願いいたします」
彼女「今日は特にお疲れのところはございますか?」

と、まぁ普段通りのスタートでしたが、今日はいつもと同じではいけないと心に決めていた自分は、意を決して切り出していきました。

自分「先日はわざわざありがとう。うれしかったよ(小声)」
彼女「こちらこそありがとうございました(小声)」
彼女「変な子だなぁって思いましたよね?(小声)」
自分「そんなことない。またああやって会えると嬉しいけど無理だよね?」
彼女「無理じゃないです。嫌われてなくてよかったです」

と、ここで彼女のいつもの笑顔を見ることができました。
普通なら、ここでどうにかうまくLINEなり何なりの連絡先の交換を、前回みたいなイレギュラーではないカタチでするのでしょうが、そこは、恋愛下手というか、こういう時にどうしたらいいか分からないおじさんは、なんのアクションもできないままにしてしまうのでした。というよりは、「また会いたい」って伝えたところで、ミッションコンプリート。精一杯だったというところが本当のところです。

現状、彼女とのコンタクト方法は、
・お店に予約を入れて施術を受ける
・本当に彼女のものか未確認の携帯番号(お店のかもしれない)
の2つのみ。

後日談、彼女も「直接連絡先の交換をしたいなぁ…」と思ってくれていたそう。「でも、それってなかなか言い出せないものなんですよ」って言ってました(;^_^A

こうやって、徐々に男女のW不倫恋愛関係がスタートしていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?