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【音楽×珈琲 鑑賞録】6月25日~ピョートル・チャイコフスキー バレエ音楽『白鳥の湖』

音楽観を鍛える鑑賞録。
エンディングまであと【190日】
6月25日のテーマは、【主題】

とりあげる作品は、
ピョートル・チャイコフスキー /
バレエ音楽『白鳥の湖』

です。

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
Пётр Ильич Чайковский
Pyotr Ilyich Tchaikovsky
1840年5月7日 - 1893年11月6日
ロシアの作曲家

『白鳥の湖』(露: Лебединое озеро, 仏: Le Lac des cygnes, 英: Swan Lake)は、チャイコフスキーがバレエ音楽としては最初に作曲した作品です。
初演時はあまり評価を得られませんでしたが、チャイコフスキーの没後に振り付けを変更し蘇演して以降、『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』と共に「3大バレエ」とも呼ばれています。

クラシック・バレエ音楽の代表的作品ということで、私も名前は知っていましたが、上演する映像をしっかり観たのは初めて。
改めて観ると、バレエ独特の動き、大人数でさまざまに動くなかでの統率感、声はなくとも圧倒的なアートの世界観に感嘆とします。

チャイコフスキーの音楽が雰囲気を形成していて、ロシア文化のイメージを引っ張っているのが窺い知れます。他の国にも舞踏はたくさんかたちがありますが、このロシアバレエの世界観があまりにも特異なうえに、人体の極限美をみるような凄みがあります。

物語には、ハッピーエンド版とバッドエンド版があることを初めて知りました。
本国ロシアと日本での上演の際には、ハッピーエンド版が多く、西欧ではバッドエンド版が多いとのこと。
ここまで西洋音楽の歴史を観てくると、ロシア人や日本人がハッピーエンドを求める気質がわかるし、西洋の人の悲劇好きも納得度高い。
悲劇にも喜劇にも対応できる仕上がりになったというのは、長い時間を経て変遷してきた歴史の積み重ねの賜物。それがこのバレエ音楽により深みを与えていますね。

それにしても、バレエダンサーのフィジカルには畏れ入ります。
約2時間半の演目のなか、踊るだけではなく静止しているときも姿勢を緩めない。
舞台に上がっているどの人を観ても、サボっている人がいないのは当然として、凛と張りつめたように佇むという姿は流石というほかありません。

わたしもその姿勢を見習うべく、タブレットスタンドを購入しました。

いままで猫背で丸まりながら文章を連ねていましたが、
これからは姿勢を正し、前のめりで良い記事を綴っていけるように努めます。

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