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【音楽×珈琲 鑑賞録】12月22日~ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト クラリネット協奏曲

音楽観を鍛える鑑賞録。
エンディングまであと【10日】
12月22日のテーマは、【謎】

とりあげる作品は、
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト /
クラリネット協奏曲

です。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
Wolfgang Amadeus Mozart
1756年1月27日 - 1791年12月5日
オーストリアの音楽家

「クラリネット協奏曲 イ長調 K. 622」モーツァルトが協奏曲のジャンルで残した最後の作品で、クラリネットのための唯一の協奏曲です。
全3楽章構成で演奏時間は約30分。
自筆譜は消失していますが、モーツァルトによる作品目録への書き込みから、1791年9月28日から11月15日の間に親しい友人でフリーメイソンの一員でもあったアントン・シュタードラーのために作曲されたことが分かっている作品です。

クラリネットの音域と音色をよく捉えた名曲として有名ですが、以前記事にした「交響曲第25番 ト短調 K.183」においても当時のホルンの特性を理解した作曲を手がけていたため、モーツァルトは管楽器の特性を活かすことに長けた人でもあったことが窺い知れます。
ここまで見事な音楽を手がけられるのは、音楽史のなかで最高の音楽家であるモーツァルトだからできた芸当かもしれませんが、それぞれの楽器や音色に理解を深め、人間が喜ぶ音楽を自身で体得していくことは誰もができるはずです。

好奇心と知識。そして行動力。学問の名称で「楽」が入っているのは音楽だけです。学ぶことを楽しむのが音を理解することに通じているのなら、やらない理由はありません。
尽きない楽しみをこれからも追求していきましょう。

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