見出し画像

【音楽×珈琲 鑑賞録】4月19日~ヴィンツェンツォ・ベッリーニ オペラ『ノルマ』

音楽観を鍛える鑑賞録。
4月19日のテーマは、【作曲・演奏】

とりあげる作品は、
ヴィンツェンツォ・ベッリーニ /
オペラ『ノルマ』

です。

ヴィンチェンツォ・サルヴァトーレ・カルメロ・フランチェスコ・ベッリーニVincenzo Salvatore Carmelo Francesco Bellini
1801年11月3日 - 1835年9月23日
シチリア島・カターニア生まれ。オペラ作品に代表される作曲家。

4月16日に『夢遊病の女』で記事にしてすぐに次作が取り上げられています。
『ノルマ』 (Norma) は、ベッリーニが作曲し、1831年に初演された全2幕、約2時間20分(各幕約80分、60分)からなるオペラ。
主役を歌うソプラノ歌手にとって最も難度の高いオペラの1つと考えられており、ソプラノのアリア「清らかな女神よ」(Casta Diva)は特に有名です。

今回、マリア・カラスを筆頭としたさまざまなソプラノ歌手の歌声を聴いてみましたが、「人間ってやっぱすげーなー」と思ってしまうわけです。
たっかいたっかいAの音が続いてすげーと思ったら、さらにB♭いくー!?とびっくりしました。
これだけの歌声に仕上げるにはどうしたらよいのか。
天上世界すぎて理解が及びませんが、まさしく神がかっています。
たしかにこのオペラが上演するとなれば、ぜひ生で聴いてみたいと思うだけに、人気があるのも頷けます。

前回、『夢遊病の女』でも似たような感想を記したのですが、今回は台本の内容に着目したいと思います。
あらすじを書くと冗長になってしまうので、控えます。
見どころである、恋の修羅場、友情活劇、そして高貴なる犠牲の精神
作曲家のベッリーニも「すべてを棄ててもノルマは助けたい」という言葉を残したようで、その思いがまた作曲の意欲をかき立てたのでしょう。
なんか、日本のアニメーションにそんな感情を抱かせるような作品があった気がしたり。
不条理と非合理の展開をはらみながら、尊い精神を示す人の姿に心打たれるのは古今東西共通しているのではないかと思わされました。

人生で一度は生でオペラを見聞きしてみたい意欲が湧いてきました。
音楽から学びを経て、西洋のエンターティンメントを体験できる時を楽しみに待ちたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?