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MasterClass Lesson: Day 11 "Carlos Santana's melody is supreme"

カルロス・サンタナの真骨頂といえば、メロディアスなフレーズですが、彼は最高のメロディを引き出すために気をつけることを"Playing a Poem"という表現で説明しています。

実際にポエムを語りながらフレーズを弾く様を見ていると、ギターの音が言葉のように聴こえてきます。アフリカン・ミュージック、ブルーズなどが豊穣な時代を経て、カルロス・サンタナが共演してきた名プレイヤーとのエピソードに紡がれた音は味わい深いものがあります。

マイルス・デイビスとのエピソードから翻すと、「貴重な体験ができる環境に身を置くことの大切さ」を窺い知ることができます。
奇跡的な経験を得られた運と縁があったからこそ、今現在に至る音を出せる。

たしかにカルロス・サンタナは超絶強運の持ち主だったと思います。
しかしながら、すべての人々にチャンスはあって、彼はそれを掴みに行ったからこそ、この途轍もない音が出せている。

"One note"の凄みが動画からでも伝わってきます。
プレイヤー個人の持つモノだけではなく、周りのプレイヤーやリスナー、歴史、あらゆる事象に裏打ちされて美しいメロディが崇高なものに感じられます。

"melody is supreme"というフレーズを語れるほどのエピソードを持つカルロス・サンタナの経験には永遠に届かない。
けれど、すべての個人にパースペクティブな世界は在ります。
それは美しくも醜くもできる。人に伝えても喜ばれるものもきっとある。

私はそれを音楽というアートを通じて表現できるようになりたいですね。

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serialization days: 100
sleeping time: 23:05-6:01 / score: 82


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