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MasterClass Lesson: Day 10 "Carlos Santana Going inside the note"

サンタナ伝説のライヴ!音楽が最も心を動かしていた時代なんだと思う。

MasterClass"Carlos Santana"編を始め、講義の序盤だからこそでしょうが、カルロス・サンタナはまさしくアーティストというがごとく、スピリチュアルな語り口で音楽に対するアティチュードを説明してくれます。
どこか遠くを眺めるようにして話す様は、「自分のコアな部分を音楽で表現すること」への達観した姿勢があり、その域に在る人と対峙させてもらっていることに改めて凄い体験しているなぁと思わされます。
「テクニックではなくて魂を表現せよ。」という言質は、「役に立つ」ことから「意味のある」ことへ移行する、"Design Driven Innovation"の方法論に通ずるところで、カルロス・サンタナが弾くフレーズは難しいものではなく、ミストーンがあったりするものの、その音色の美しさ、心から感情を表現しようとする姿勢、サンタナが持つストーリーと相まり、1音1音がアートになっていく。

カルロス・サンタナは、"outside the note"と"inside the note"を明確に分けています。そして、inside the noteを引き出すものがsoul, heart, mind, body, vitalが統合した"one note"だと、その重要性を説きます。
確信のある"審美性"を実績でも持つカルロス・サンタナだからこそ言えることかもしれませんが、表面上の論理的なテクニックを教えてもらうよりもはるかに重要なことが伝わってきます。

動画配信というかたちではありますが、こういったかたちでも偉大な人の貴重な言葉を受け取れる時代になってよかった。あの頃も素晴らしかったけれど、いつだって今が最高ですね。

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serialization days: 99
sleeping time: 23:02-5:22 / score: 76


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