「人々が絶え間なく成長する」ための7つの要素
こんにちは。紀藤です。先日よりご紹介しております『なぜ人と組織は変われないのか ―ハーバード流 自己変革の理論と実践』を、改めて読む中で様々な発見があるこの頃です。
その中で「組織において人材が絶え間なく成長してくようにするためにどうすればよいか?」というテーマで、7つの示唆が書かれていました。
その内容が納得するものでしたので、今日はそのお話からの学びを共有させていただければと思います。それでは、どうぞ!
成長には「時間もお金」もかかる
「成長」なる現象を考えたとき、率直に『人の成長とは時間もお金もかかるものである』と強く思います。
何か研修などで一つの考え方や行動を学ぶ。
そしてそれを実践に移していく、それはとても大切なことです。
そうしたアクションを通じて、小さな成長の階段を登るように促し、また人々を成長を支援することが教育なのでしょうが、その結果「人が誰から見ても劇的に変わるか」と言われると、必ずしもそういうものでもないと思います。
それは私自身を振り返って思うことです。
自分自身に読書から、コーチング、大学院まで色々な学びを行ってきましたが、1~2日の学び絵大きく変わったかというと、全くそんなことはありません。
1トンもの教育を自分に投資して、ようやく少し成長した気がするというイメージ。本も読んで、noteにまとめて、忘れて、成長してるかもわからないけど、数年単位ではちょっと成長している気もする。。。そんなレベルです。
それくらい、成長とは長い長い旅路のごときものと感じます。
人材が絶え間なく成長するための7つの要素
さて、そんな考えるところがある成長ですが、組織は「人材の成長」をどのように考えたらよいのでしょうか?
そのことについて、本書では「組織において人材が絶え間なく成長するための7つの要素」としてと提案しており、その内容が納得いくものでした。
以下ご紹介させていただきます。
当たり前といえば、当たり前。
でもこの前提なくして「成長」というと、非常に表面的なものになる気がします。
「人々の変容が促されている状態」とは
また、組織において「人々の変容が促されている状態」をつくると考えた場合、どのような言動が社員から見られているかの例が紹介されていました。
こちらも、もしこんな組織が作れたら、素晴らしいよなあ・・・!と思ってしまう内容であり、一つの指針になると感じました。
こちらも以下引用いたします。
確かに、こうした言動が組織から見られれば、「人々が変容し続けている組織」と言えるのだろうな、と思いました。
同時に、こうした組織にするためには、「個人の成長や変容は、手段ではなく、目的である」というレベルで組織文化として持っている必要があるのかも、と思いました。
個人的な感想
ちなみに、個人的には特に「3.誰もが成長への欲求があると考える」と、「6.本当の変革には時間がかかる」の2つに強く共感をいたしました。
まず「「3.誰もが成長への欲求があると考える」ですが、ある幸福に関する本で述べていたようにが、「成長を感じられる」というのは「ドーパミンが放出される気持ちが良いこと」であるそうです。
そして、”子どもでも大人でも成長したという感覚”は、変わらず気持ちがよいものであり、どこかで願っていることなのでは、と思います。
人は成長したいものである、そうした前提に立つことが大事です。
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次に、もう一つが「6. 本当の変革には時間がかかる」ですが、これも超大事です。2~3日どこかの研修に行ったとしても、それだけで変わると期待s知恵はいけない。あくまで「変化の兆し」を掴むに過ぎない位に考えたほうがいいのかもしれません(フィードバックなどのスキルの習得ではなく、本質的な変革を望む場合です)
特に「変革」と呼ぶものは、何回も何回も、休むことなく継続的に学び続け、それは知識と経験との両面で学び続けることが必要に思えます。
また知識だけでなく「タイミングよく訪れた向き合わざるを得ない試練」があり、強い葛藤があったりしたときに、自他ともに認識する「成長」へと繋がるという側面もあるのでしょう。
ゆえに、それは数日とかでなく、数ヶ月~数年と時間がかかるプロセスと気長に待つことが大事なのだと思います。「学びとは休みなく行い続けるもの」という認識をつくること。「成長や変革」には重要になるのではないか、そんなことを感じました。
これまで、たくさんの自己投資をしてきましたが、改めて、本当にゆっくりとした成長だと感じます。それでも学び続けること、成長し続けること自体が目的だと考え、愚直に歩んでいきたい、そんなふうに思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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