怒りとともにあること
written by しゅー
日々生きていると怒りを感じることがある。
それにも種類がある。
瞬間的で突発的な苛立ちや継続した後味の悪い気持ち悪さを伴うものもある。
そうやって怒りを抱える。
今日はかかりつけの産業医に「怒りとの付き合い方」について訪ねた。
先生は「怒り」とは何かを聞いた。
「自分が不当に扱われたときに発する防衛的な感情」とおっしゃった。
自分が大切にしていることや自分が適切に扱われていないと感じたときに怒りを感じるそうだ。
思ってみれば、僕らが常識だと呼んでいるものは経験的な体験やルールの寄せ集めである。
似たような文化のもと育っても各個人には多少の差分がある。
ここの違いやズレによって「大切なもの」が破られ怒りの感情が生まれる。
だけど、怒りを感じたとしても「怒りは存在するものだ」という認識を持っておくことでかなり広いキャパシティで捉えることができる。
むしろ怒りはネガティブなものではなく、自然な感情だと認識すれば良い。
そうやって自分の怒りを認知できるようになってくると徐々に自分の怒りを許諾することができる。
「相手にも事情がある」と思うと怒りの感情も次第に収まってくる。
彼女のぬーに昨夜褒められたことがある。
「しゅーは人の話を否定せずにじっくり聞いてくれる。なので、話しても受け止めてくれるという安心感がある。だから話をしやすい。」
これには理由があって「誰しもがある程度の事情がある」と知っている上、できるだけ自分の知っている世界で潰してしまいたくないという思いがある。
それは相手に関しての怒りも含めてだ。
人に対してはそんな風にうまく受け止めることができるのに自分に対しての怒りはなかなか許せないのである。
そう聞くと自分にも人並みに優しくしようと思える。
以上
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