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船は、ゆく 和太鼓と獅子舞|2024.03.02(土)

2024年3月2日(土)は石巻市雄勝町の道の駅「硯上の里おがつ」で、【船は、ゆく】という公募展。

そのオープニングで「雄勝町胴ばやし獅子舞味噌作愛好連」の獅子舞と「伊達の黒船太鼓」の創作和太鼓の公演でした。

両団体に所属しているので、どちらとも同じイベントで出演するのはとても久しぶりで、かつ僕と同じく両団体に入っている神山さん(前黒船会長、現愛好連会長)とのデュオでの演奏。

2年ぶりくらいのデュオだったので、感覚を合わせる練習もあり笛と太鼓に集中した2月の練習でした。

本番の日は、風がとても強くなる予報も出ていてイベント自体ができるがどうかも危うかったですが(太鼓も台から落ちそうなほど)、決行できました。

太鼓などの準備をして控室で待っていると何やら小さい子がこちらを気にしているようで、挨拶をして声を掛けてみる。
どうやら、獅子舞が大好きで親と一緒に色々なところの獅子舞を見て回っているそう。段ボールでの手作り獅子頭も持ってきていて熱意を感じて、何か嬉しい気持ちになりました。

黒船太鼓のメンバーの寄せ太鼓でイベントが始まり、お客さんが集まってからの獅子舞。
直前にさっきの子が獅子頭を持って待機。どうやら一緒にやりたいようで、他の先輩方も歓迎で、一緒にやることに。

しかし本当に凄かったのは、始めの囃子2つは獅子は舞わないもので、何も教えていないので一緒に踊っちゃうかなと思っていたら、じっと待機。その視線の向きはしっかりと他の獅子。

ちゃんと、空気を読んで合わせる感じ、本当に凄いなぁととても関心。そして、舞の囃子が始まると同時に一緒に舞い始める。

腰の入れ方から頭の動かし方も素晴らしい。しっかり客観的にどう見えているのか分かっているのかなと思うほどで、多分僕が頭をやるより上手。

雄勝町胴ばやし獅子舞味噌作愛好連
胴囃子で獅子舞が始まるとき、獅子舞好き少年も一緒に。

次に、神山さんとのデュオ。お互いのソロ(神山:大太鼓、四倉:篠笛)から始まる。少し愛好連の演目の想定時間が早かった為、少し長めに。

東日本大震災の日も近くでもあり、ソロは鎮魂の意を込めて。
僕は、最近練習していた鬼剣舞の通り、一番庭から少しフレーズを借りて海に向かって演奏。

それから、雄勝の祭囃子をアレンジしたセッションに、大太鼓の二人打ち。

神山・四倉 祭囃子セッション
神山・四倉 大太鼓二人打ち


その後は伊達の黒船太鼓の演奏。

伊達の黒船太鼓

全ての演目が終わって、地域の人たちもとても喜んでくれて本当に良かった。また、あれから13年経った今を見て、今の自分を見て時の流れと流れていないものを感じた一日でした。


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