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なにも得られないしなにも失えない中で

人生を良くするコツなんて言葉は使いたくないけど、もしそういうものがあるのだとしたら、単純に悪い習慣をやめて、良い習慣を取り入れる事だと思う。

何が良い習慣で何が悪い習慣なのかはそれぞれで違うから何かは言えないけど、悪い習慣を繰り返していたら段々と中毒になる。

中毒の中には様々な種類があって、一番の中毒は社会中毒だと思う。
人間、悪い習慣を繰り返していると自分の中から毒性が現れてくる。

生きる上で社会性や知識やお金など、何かを得ていくことは大切な事だけど、それらを得ると同時になにかかしらの中毒を引き起こしている気がする。

自分の中から社会というものを抜いていき、ただまっさらな状態でいられたらどのような気持ちになるのだろう。

だけど、そんなのことも極めて達成不可能な理想で、一度毒された自分は100%ピュアにはなり得ないのだろう。

不純な自分でもいいじゃん。
完璧を求めるのではなくて、解毒中の自分も自分だと認識して、少しづつ解毒したり、また毒を盛ったり、自分許したり、自分責めたりしながら、時にはそんなことなんてどうでもいいって思うくらい何かに没頭したり、誰かを愛したり愛されたり、傷ついたり傷つけたりしながらもそのまま生きていければいいんだと思う。

生きてればいい。
そう思う反面、生きていようが死んでいようがどっちでもいい。
そういう思いもある。
なにも得られないしなにも失えない中で、
純粋にただ生きて、ただ死んでいけるように。

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