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ブラジル(レンソイスとパンタナール)

(53番)  2015年   8月

ブラジル(レンソイスとパンタナール)へ行ってきました。
ブラジルは1989年以来、26年ぶりの訪問です。
今回は15名の参加者で全員が女性でした。

今回のルート

1日目 8月17日
✈ 17:00 発 成田 大韓航空 (A330-300)
  19:25 着 ソウル

✈ 20:35 発 ソウル 大韓航空 (A330-200)
時差-36時間(機内泊)日付変更線通過

  16:30 着 ロサンゼルス (入国審査)

✈ 18:25 発 ロサンゼルス (A330-200)

2日目 8月18日
  10:40 着 サンパウロ グアルーリョス国際空港

この空港ではスーツケースの中から貴重品を抜き取る犯罪行為が起こっているので注意するようにとの事前のお知らせがあった。
手口はファスナーをいとも簡単にペンでこじ開けて、閉じる時も何事もなかったように通常通りに閉められる方法。動画で見たことがある。👀
自分のスーツケースはフレームタイプだが、安心は禁物。
ま、これはこの空港に限った話ではなく、どこでも起こりうるので皆さんご注意を。
ま、早い話が貴重品は必ず手荷物にするのが鉄則。

✈ 16:15 発 サンパウロ TAM航空 (A320)
  17:07 着 カンポグランデ(ブラジル中西部にある都市)
  
ホテルへ
😥フーッ、やっと地球の裏側へ着いた・・・

3日目 8月19日
🚌 早朝、4時にホテルを出発し、大湿原パンタナールへ向かう。
バスの中からは黄色やピンクの「イペー」の花が綺麗に咲いていた。
「イペー」はブラジルの国花。

8時ごろ、サンフランシスコ農場に到着。
入り口ではオウムたちが出迎えてくれた。
少しの休憩後、30名が一度に乗車できる(他の国の観光客も一緒)大型の四駆に乗ってサファリツアーに出発。
カピバラ、カイマン、パンタナール鹿、エミュー、トゥユユ(ズグロハゲコウ)などがいた。動物たちは丁度、朝ごはんの時間のようだった。

昼食:農場で。

午後は川でピラニア釣りへ。
船の上からはカワセミ、アオサギ、オオサギ、アララ(背中が青色でお腹が黄色のインコ)、トゥカーノ(オオオニハシ)、ベロー(ワシ)、カイマン(ワニ)などが見えた。
さあ、いよいよ船を停めてピラニア釣りだ。
誰一人として上手く釣れないが、ガイドさんはすぐに釣るので、コツを教えてもらうが、それでもダメだった。
釣ったピラニアをベローやカイマンに餌として与える様子を見せてくれた。
あるカイマンは右の前足がなくて、可哀そうだった。多分喧嘩をしたのだろう。

🚌 ボニートへ向かい、到着後ホテルへ

4日目 8月20日
終日、「水の楽園」ボニートの見学。

ラーゴ・アズウ(青の洞窟)
ボニート周辺の土壌は約6億年前に形成された。当時この辺りは海で生物の死骸に含まれるカルシウムが堆積し、石灰土壌となる。アンデス山脈の隆起と共にこの辺りも海底から持ち上がり、ボドケーナ高原となる。石灰土壌はアルカリ性でそこに酸性の雨水が浸透し、土壌を侵食。長い年月の間に浸食した後の割れ目が隙間になり、更に穴となり、崩落を繰り返した。そうやってできた大穴がラーゴ・アズウ鍾乳洞で約1千万年前に形成された。
1940年に発見された。

数年前に天井から鍾乳洞が落下した為に、入る前にヘルメットを着用する。
こういう場所では珍しく、髪の毛にキャップをかけてから着用するので清潔だ。
人数制限が厳しくて、二つのグループに分かれて入る。
中を階段に沿って下っていくと神秘的で青い池が見えた。

スクリー川の施設へ。
昼食
ここでトラブル発生。書こうかどうか迷ったが・・・
ある高齢の女性がウエイターの体を意図的に触ってしまったのだ。
それを目の当たりにして、思わず隣の人と顔を見合ってしまった。
この男性はチップを要求して動こうとせず、すぐに他のテーブルにいた添乗員さんを呼んできた。どうもこの女性は○○症のようで、普段から行動が
おかしいなとは思っていたが。病気とは言え、本当に恥ずかしい出来事だった。
この旅行会社は別名「空飛ぶ養老院」と揶揄して呼ばれるが、まあ、ビックリしたこと・・・

午後はスクリー川のボートクルーズと希望者はシュノーケリングへ。
川の水は透明度が高くて綺麗だった。
魚はもちろん、藻などもハッキリと見えたし。
6名の人がシュノーケリングに参加された。もちろん、その前にはウエット・スーツに着替えて施設の中で練習をされたうえで。
エコツアーなので、川底に足をつけてはいけないことになっている。
一人の人が「船に轢かれる・・・」と言ったのが、可笑しかった。
船が近づきすぎたようだ。

スクリー川とカピバラ

ホテルへ

5日目 8月21日
🚌 本日は移動日で、まずはカンポグランデに戻り空港へ

昼食のレストランまであと少しという所で、エンジントラブルが発生。
バスを替えてレストランへ。

昼食:ブラジル風中華

空港へ

✈ 14:30 発 カンポグランデ TAM航空 (A319)
  17:05 着 サンパウロ

✈ 19:10 発 サンパウロ TAM航空 (A320)
  20:58 着 ブラジリア(ブラジルの首都)

ホテルへ

6日目 8月22日
終日、ブラジリア市内の観光

ブラジリアは1956年に時の大統領ジュセリーノ・クビチェックが提唱した「50年の進歩を5年間で」というスローガンの下、3年間の歳月で未開の土地を切り開いて造られた未来型人工都市。1960年にリオ・デ・ジャネイロから首都として移転された。
1987年に世界遺産として登録。標高は1,152m。

テレビ塔
高さは218mあり、75mの高さにある展望台までエレベーターで昇り、市内を見渡した。
官庁街、スタジアム(ワールドカップが開催された)、国際会議所など。

クビチェック大統領記念館

ドン・ボスコ聖堂
太陽の位置でステンドグラスの影が変わり、中に入ると真っ青の光に包まれていて素晴らしい光景だ。

カテドラル・メトロポリターナ
神に祈る誰しもが平等にというコンセプトの下で建設された大聖堂。
外観は王冠のようなデザインで、中もモダンな造りとなっている。
この町の建設のほとんどを手掛けたと言われるオスカー・ニー・マイヤーの傑作。
彼は104歳まで生きたそうだ。芸術家とかアーティストなど、何かを作り出す人達は長寿の人が多いと思う。

三権広場
国会議事堂、最高裁判所、大統領府(ここもニー・マイヤーの建築)

昼食:シュラスコ料理

スーパー:コーヒーやハチミツなどが人気

外務省
特別に中の見学が許可され、フランス人達と一緒に大広間やパーティルームなど。

ホテルへ

7日目 8月23日
🚌 空港へ

✈ 11:18 発 ブラジリア TAM航空 (A321)
  13:37 着 サンルイス(ブラジルの北東にある港湾都市)

ここはマラニョン州の州都で当初はフランス人によって造られた。
彼らは1612年に植民地にするためにやって来たが、1615年にポルトガル人によって追い出された。
綿やサトウキビ等の農業を基盤とした輸出港として大発展を遂げた。
ポルトガル風の建造物にはカラフルで美しいアズレージョが飾られ、「タイルの町」とも呼ばれる。

市内のレストランにて昼食

旧市街の見学
ペドロ2世の広場
ライオンの宮殿
市庁舎
セー教会(奇跡の教会)

夕食:シュラスコ レストランにて

サンルイス

ホテルへ

8日目 8月24日 (気温38度)
午前中は自由行動で希望者はレンソイスの遊覧飛行へ。

🚌 レンソイス白砂漠の拠点であるバヘリーニャスへ(約4時間)。

昼食

到着後、ホテルへ
夕食はホテルにて

9日目 8月25日
🚌 レンソイスへ

午前中はボートにてレンソイスへ。
ボートは2艘に分かれてプレギッサ川(ナマケモノの川)を下る。

これも書こうかどうか迷ったが・・・
乗り込む際、誰が先頭に座るかで3人組で参加をしていた人たちが自分だと譲らず、喧嘩になってしまった。
おいおい、君たちいくつだよ・・・
添乗員さんは別の方の船に乗っていたので、どうすることもできず、船頭さんも困っていた。
結局、真ん中あたりに座らされた一人は2度と一緒に旅行に行かないと泣いていた。
は~ ため息しか出ない。
この旅行会社はかなりの高い確率で客同士が喧嘩をするし、これまでも何回かトラブルに巻き込まれたことがある。又してもか・・・
これによって他の人達もいや~なムードになってしまった。
どこに座っても見える景色は一緒だ。チクリ!!!

一番後ろに座った自分は「アサイーの木があったら、教えてね」と船頭さんに頼んだ。すると、ちゃんと岸にボートを寄せて取ってくれたのは嬉しかった。

後記:当時の日本ではアサイーがブームだったのです。

約1時間後、砂漠が見え始めてレンソイス到着。
砂の色は白ではなく、黄色だ。
歩いて灯台のあるマンダカルへ行き、160段の螺旋階段を上ると大西洋やレンソイスも見えた。降りたところにある売店でアサイーのアイスを食べたが、味はイマイチかな・・・

ホテルに戻り昼食

午後は四輪駆動のトラックでマラニャンサス国立公園にあるレンソイスへ向かう。
出発前にトイレがないので、必ず済ませておくようにと注意があった。
まあ、砂漠のデコボコ道で揺れるし、埃っぽいし。1時間ほど走ったら、遂にレンソイスに到着。

大レンソイス

レンソイスとは「真っ白なシーツ」という意味で砂浜が白いのは石英が多く含まれているから。因みに石英は無色の物が集まると「水晶」になり、紫色の塊は「アメジスト」となる。
ここの砂漠には多数の池があり、他では見られない神秘的な光景で、魚や亀も住んでいる。我々が行った時期は池の数は少なかった。

到着後は自由時間。自分は一人でだだっ広い砂漠を日傘をさして歩いて回った。
小高い場所などもあって景色が違って見えたりするので、面白かった。
結構長時間歩いたにもかかわらず、ちっとも疲れなかったのは不思議。
後で聞いたのだが、ある人が自分を探していて、「それだったら日傘をさしていたからあの人じゃない?」と言われたとかで、目立ったようだ。
日本人イコール日傘か・・・
他の人達は池で泳いだりして、のんびりと過ごされたようだ。
他の国からの観光客たちもた~くさん来ていた。
白砂漠に落ちる美しい夕日を見てホテルへ戻った。

大レンソイス

ホテルへ

10日目 8月26日
🚌 帰国に向けてサンルイスの空港へ

昼食:シュラスコ料理

✈ 14:30 発 サンルイス TAM航空(A321)
  18:10 着 サンパウロ

一端、ホテルでチェックイン後、夕食は市内の日本食レストランへ

11日目 8月27日
✈ 12:45 発 サンパウロ 大韓航空(A330-200)
  21:20 着 ロサンゼルス(入国審査とラウンジでシャワーを浴び                                                                  た)

✈ 23:55 発 ロサンゼルス 大韓航空(A330-200)

12日目 8月28日
時差プラス36時間 (機内泊)日付変更線通過

13日目 8月29日
  05:10 着 ソウル(ラウンジで休憩)

✈ 10:10 発 ソウル 大韓航空 (744-400)
  12:30 着 成田

今回は一度は見てみたかったレンソイスの光景が見られて満足です。

写真は旅行会社さんのパンフレットを引用させて頂きました。
お礼申し上げます。

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