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オーストラリア北西部

(14番)  2017年   6月
オーストラリアの北西部へ行ってきました。
オーストラリア最後の秘境と言われるバングル バングルとカカドゥへ行ってみたかったのです。オーストラリアは6回目です。
1982年に初めて訪問した時に、TVでクイズ番組をやっていて、その時の優勝賞品が「Trip to Kakadu !!!」とMCが叫んだのです。
「ほ~、そんなに魅力的な場所なのか、行ってみたいもんだ」と。あれから、35年・・・綾小路きみまろ?
メンバーの中で3人は知っている人でした。

6月9日
22:00 カンタス航空にてシドニー乗り換えで西オーストラリア州のブルームへ。

6月10日
08:25 シドニー着
10:25 シドニー発
13:40 ブルーム着

ホテル到着後、しばし休憩。
17:00 ホテル出発で「月の階段」の見学へ。
これは満月の日にブルームの海底の隆起具合と潮の干潮具合など自然の要素が複雑に絡み合って現れる神秘的な現象の事です。要は満月が昇る時に月の光が海面に反射するのです。
18:07 月が姿を現すと徐々に階段ができてきました。それは干潟の方まで続いていてとても幻想的でした。どういう訳か、海面から月までの光は見えませんでしたが。
夕食に300gのサーロイン ステーキを食べました。案外食べられるもので、美味しかったです。

6月11日
終日ブルームの観光
1.         日本人墓地(明治初期に日本人が白蝶貝採りのために入植していた。「木曜島の夜会」という司馬遼太郎の本があるので、ご興味のある方はどうぞ)
2.         野外映画館(世界一古い屋外映画館で現役。一人でも上映するとか)
3.         博物館(当時の白蝶貝採りの様子がビデオで紹介されていたり、潜水服などが展示されていた。真珠も売っていたが一粒が大きくて、それなりの値段がする)
4.         ブルーム港(運が良ければクジラが見られることもあるらしいが残念見られなかった)
昼食はカニのリゾット
5.         ガンシューム ポイント(一億三千万年前のディノサウルスの足跡が岩に残っている。3月28日にオーストラリア西部のダンピア半島で全長1.7mの恐竜の足跡が発見された)
6.         ケーブル ビーチ(ラクダに乗って海岸を散歩。ラクダは海外から持ち込まれて野生化した)

日没時は太陽がとても大きくて真っ赤でした。
18:25 月の階段2回目(今日の方が綺麗でした)

6月12日
出発まで自由時間
14:00 カンタス航空にてバングル バングル観光の拠点であるカナナラヘ(エンブラエルなので78人乗り)
15:10 カナナラ着

6月13日
9:10 セスナにてバングル バングル遊覧飛行へ
10:15 パヌルル国立公園 到着

バングル バングルは約三億五千万年前、山からから流れる川の下流に砂が溜まり始め、その砂岩が年月とともに隆起しました。更に二千万年に及ぶ風雨の浸食によって生み出された地域です。
オレンジ色と茶色の縞模様は蜂の巣のように見えることから「ビーハイブ」と呼ばれます。
空の上からその様子がはっきりと見られて、黒くなっている部分はバクテリアが増殖しているとか。
また、白アリのアリ塚があっちを向いてもこっちを向いてもありました。
白アリはオーストラリアだけで250種類もいるそうです。
確か、アフリカのどこかで聞いた記憶があるが、アリ塚の見えている部分は全体の三分の一で残りの三分の二は地中だそうで、とてつもなく大きいのです。

アリ塚


オーストラリアで2番目に大きな「アーガイル湖」も見えました。

遊覧飛行



11時ごろ、ピカニー クリークのハイキング(3km) スタート
1.         カテドラル ゴルジ(自然の浸食によってできた大聖堂)
昼食はお弁当
2.         先住民のアボリジニの岩絵
オーストラリアの国家である「ゴールデン ワトル」も咲いていました。これは国章にも描かれています。
16時ごろ、再びセスナに乗り込んでカナナラに戻りました。

6月14日
本来は夜の出発まで自由行動でしたが、希望者のみカナナラの町に隣接するミリマ国立公園へ
ここはミニ バングル バングルとも呼ばれる場所でいくつかのトレイルを歩きました。
景色のいい展望台に行くのに、道を間違えたがいい運動になりました。
ここにもアボリジニの岩絵がありました。

18:40 カンタス航空のエンブラエルにてダーウィンへ
21:05 ダーウィン着
時差が一時間半あります。

ダーウィンは1942年2月19日に日本軍が空爆をしました。
数日前にも真珠湾を攻撃したばかりでした。それから、一年半の間に64回も空爆をして、千人以上の人が亡くなりました。

6月15日
楽しみにしていたカカドゥ国立公園へ
ここは自然遺産と文化遺産の複合世界遺産に登録されています。
約2万㎢で四国がすっぽり入る広さです。
1600種類の植物、280種の鳥類、60種の哺乳類がいます。
ウラン、金、プラチナ等の鉱物資源の宝庫でもあります。

カカドゥ国立公園

1.ワラジャン文化センター(アボリジニの人々の生活が分かる展示物など)
昼食はビュッフェ
2.イエロー・リバー クルーズ(何と言っても見たかった「トサカ蓮角」がいました!これは睡蓮の上を歩く鳥で、丁度父親がヒナ3匹を連れて子育てをしていました。ヒナたちが超超超かわいくてメロメロになりました。母親は何をしているのかな?

トサカ連角


他にはサギ、カササギガン、リトルコレラ、虹色ハチクイ、ウィスリンダック、ジャバルー、ワニ(4.5m)など、のんびりとした時間の流れる鳥の楽園のような一時間半のクルーズを楽しみました。


3.ノーランジー ロック(アーネムランド断層の麓で、アボリジニの壁画が多く残っています。文字を持たない彼らは天地創造から先祖たちの時代までを絵や模様で表現しています。
4.展望ポイント(オウムである体は真っ白でトサカが黄色いキバタンがたくさんいました)
ホテルはワニの形をしており、インパクトがあります。我々は丁度お腹の辺りに宿泊しました。

6月16日
引き続きカカドゥ国立公園の観光へ

1.ウビル(古代のアボリジニの壁画があり、骨や内臓までのレントゲン画法で描かれています。古いもので2万年前。既に絶滅したタスマニアン タイガーの絵もあります。
入り口にはオレンジの50倍のビタミンCがあるカカドゥ プラムがありました。
岩をよじ登って頂上へ着くと360度の景色が広がっていました。一億四千万年前までは海だった頃に形成された崖(250m)やカカドゥ湿原の緑がどこまでも広がっていました。


昼食はカンガルー肉かバラマンディ(魚)のチョイスで私は魚にしました。フライにしてあり美味しかったです。
ダーウィンに戻る途中では野焼きが行われていて、所々で煙が上がっていました。

2.ボタニック ガーデン(エリマキ トカゲがいると聞いていたが、残念今日はいませんでした。砲丸の木、バオバブ、ビューティー リーフ ツリー、ヤシの木各種など)
3.イースト ポイント リザーブ(大きな公園で、夕日の名所)

6月17日
01:45 カンタス航空にてシドニー、ブリスベン乗り継ぎで成田へ
06:30 シドニー着
07:30 シドニー発
09:00 ブリスベン着
10:55 ブリスベン発
19:10 成田着

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