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美しすぎるOddの世界に溺れる

全てが素晴らしいと思う、何度でも同じ感情を持つのだろう

2015年5月12日 初めて見た瞬間から、期待感で胸がいっぱいになった。笑みがこぼれた。このたった20秒の映像を何度繰り返し見ただろうか。


今でもこのイントロを聴くと、初夏のわくわくした気持ちが溢れ出す。数あるSHINeeのカムバックの中でも、Oddは私にとって「最高傑作」なのだ。

輝き続ける国民的KpopベテラングループSHINeeが大好きなのだが(盲目)、今回は私が今までで1番心に残っている「Odd」というアルバムについて掘り下げていこうかと思う。音楽専門家でもない、ただのファン目線の呟きでございます。noteで絶対書きたい内容だったの.....

Oddは、2015年5月にリリースされたSHINeeの第4集アルバムだった。事前に公開されたティーザー映像(上記の映像)から見て取れる様に、全体的に夏らしい楽曲が散りばめられている。活動曲の「View」は、爽やかな音楽だが、聴くとどこか切ない気持ちになる。とりあえず、最高のMVを1回見て......


新しいのにSHINeeっぽい......

このMVが公開された時、感じたSHINeeっぽさ。拉致された5人が、ハメを外して遊ぶストーリーからは、日常を監視され続けるアイドルの本心が垣間見れる。解放感に解き放たれた5人の姿が、少年み溢れてかわいい。オニュのドキドキシーンは巻き戻すよね。

ガチガチのKPOPコンセプト(派手な衣装、独特の世界観)が多かったSHINee、一気に肩の力を抜いた雰囲気には初期のReplayを思い起こさせる爽やかさがあった。「新しいのに懐かしい」そんな感覚だ。人気を確立させる為に突っ走ってきた時期を終え、一周まわって落ち着いた成熟さをも感じさせた。

美しすぎるViewの制作エピソード

このView、メンバーである天才キムジョンヒョン先生が制作に携わってるのだが、歌詞やコンセプトに込められた想い、制作エピソードも素敵.......知るとより曲の世界観が好きになる。

「以前から大事にしてたコンセプトがあったんです。共感覚に対するコンセプトなのですが、例えば音に色が見えたり、香りに重さを感じたり。そういう表現を歌詞に載せたかったのですが、今回うまく合ってシャイニーのタイトル曲の歌詞になることができました」(ジョンヒョン/Pops in Seoulより)

元々他の作詞家が制作した候補もあったらしい。しかし、事務所内の最終選考でジョンの歌詞を見たら、圧勝だったと有名な作詞家が言及している。サビに驚かされたって。うちのジョンヒョン先生は天才だからね.......

そして、このコンセプトを完璧に消化する5人が芸術。

かの有名な元SM所属ミンヒジン様の手がけた完璧な世界観。どれも完璧に美しい、それでいて掴めない危険な香りがする(この時期みんな髪色カラフルでかわいい)「Odd」というアルバム名にぴったりだ。

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「Odd」というコンサートを体感。

全トラック、ぜひアルバムに収録されたセットリストで聴いて欲しい。

01Odd Eye
02Love Sick
03View
04Romance
05Trigger
04이별의 길 (Farewell My Love)
07 너의 노래가 되어(An Ode To You)
08Alive
09Woof Woof
10 Black Hole
11 재연 (An Encore)

1曲目のOdd Eyeは、映画が始まるかのごとく壮大なイントロから始まる、新しいSHINeeの物語へと誘れた感覚だ。こちらは、またしてもジョンヒョン先生の作品。メンバーの事をよく知るジョンが、各メンバーの個性や良さを引き出す様にパート分けをしている。番組で披露したステージで体感できるから、是非見て。個人的にジョンとオニュのコーラス部分がとっても好き。2人の声の質が真逆だから重なると深みのある音になる。後キーくんの眼帯最高だよね。うんうん


2曲目のLove Sickは、デビュー曲Replayの続編である。片想いが実った少年が、苦しいほど幸せな感情を歌う。これを現に成熟した5人が歌うから、たまらない。ダンスもReplayを思わせる部分があって楽しい、そして可愛い。後半のジョンが歌う너무 따뜻해~!の部分で胸がキュウっとなる。是非聴いてみて


11曲紹介してると長くなるので止めますが、Odd Eyeで彼らの新しい世界へと誘われ、Love Sickから続く爽やかで夏らしい音楽でウキウキした気持ちに、이별의 길からしっとりとした時間を過ごし、Aliveからライブ後半戦の様な盛り上がり、재면で名残惜しくも締める。まるでOddというコンサートを体感しているような感覚、そんなセットリストだ。

待ちわびたカムバックだった。

このOddは、全米が泣いた初東京ドーム公演の後1発目のカムバック。2014年彼らは日本活動が盛んで、中々本国での活動がなかった。(日本人として嬉しい反面あまりにも韓国で活動が少なく複雑だった)念願のカムバック、そして東京ドーム後のSHINeeロスで、活動への思い入れもひと際大きかった気がする.......

美しすぎる世界に溺れてみて

カムバックの時期、コンセプト、ティーザー、楽曲、MV、楽曲のストーリー、何をとっても「最高傑作」なのだ。まずは、MVを見て。そしてアルバムを通して聴いて。美しすぎる世界を覗いてみてほしい。

気づいたら、美しすぎるOddの世界に溺れてるから。







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