「先輩に敬語って大切ですか?」

いらっしゃいませ。バーテンダーのtakumiです。

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本日はコトバー・サウダーデの第134夜をお届けいたします(→この企画のコンセプトはコチラの記事にて)

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本日の質問はコチラとなります。

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ご質問ありがとうございます。ぶっちゃけ、僕は正直どっちでもいいかなーって思ってます。

そう思う理由を少し詳しく説明していきますね。

まず前提として僕は先輩には敬語を使います。その先輩との関係性にもよりますし、シチュエーションによっては砕けた言葉になることもありますが原則として敬語は絶対派です。

いっぽうで僕は後輩に対して絶対に敬語を使えよとは思っていません。じっさいに敬語を使わない後輩もいますし、それに対して僕はまったく負の感情を抱いたことがありません。

いるんですよね、それが許されてしまう人って。

ひとことで言ってしまえば"なんか生意気なキャラ"なんだと思います。

でもその後輩も敬語を使えないわけではなくて、僕に対しては使わなくてもお互い気まずくならないってわかっているから使っていないんだと思います。

コミュニケーションにおける敬語っていっけん形式なものですけれど、本質としては"お互いの気分を害さない話し方をする"ためのものです。

この本質を見誤って「先輩には絶対に敬語を使う」っていう頭の固い発想をしていると失敗することはないにしても、周りに差を付けられてしまうこともあるかもしれません。

周りにいませんか?なんか小生意気に先輩にタメ語で喋ってるのに妙に年上の人から気に入られてしまうようなタイプの人。

もちろんこれができるのはコミュ力に自力があるからなのですが、大切なのは「タメ語を使って許せれるようなコミュニケーションをしよう」ということではなくて「先輩に敬語は大事だけれど、絶対でもない」ということを理解することだと思います。

質問者さんがどういう意図で今回の疑問を思いついたのかわかりませんが、もし周りに先輩に敬語を使えない人がいたとして、その人に対して思う所があるのであれば、その人のことをよく観察してみましょう。

もしその態度が誰かをイラつかせているのなら、そのコミュニケーションは失敗です。逆にあなたにとって小生意気に見えているのに、全体的にはそのコミュニティ内でうまくやっているのなら、その言葉遣いはあながち大間違いとはいえないのかもしれません。

少し話はズレますが、僕もお客様に対して砕けた言葉で接することが多々あります。もちろん初めてのお客様に対しては敬語を崩しませんが、何度も来てくれているお客様にはあえて崩した言葉を使って距離を詰めることで親近感を持ってもらえたりするんですね。

もちろん、常連様すべてにそうすればいいわけではなく、相手がどれくらい砕けた対応を望んでいるのかを察しながらにはなりますが・・・場合によっては丁寧語をすっ飛ばしてタメ語に近い言葉を使うことだってあるんですよ。

「接客業でお客様に敬語って大事ですよね?」って聞かれたら普通に考えたら「大事です」となるわけですが、お店の雰囲気やお客様との距離感によってはがむしゃらに敬語を使い続けるべきではない。これはそのまま今回の「先輩に敬語って大事ですよね?」にも言えることかと思います。

ですからどっちが大事か、というよりその人のスタンスしだいによるかなというのが僕の答えですね。まぁ、失敗したくないのであれば敬語を使っておいた方が無難ですけれど、それだけだと超えられない壁もあるということは覚えておいた方が世の中の見方は広がるんじゃないかなと思います。

参考になれば幸いです。

それでは本日もご来店まことにありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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