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今の職場で働く意味を見出す


今ではどこの企業も厳しい経営環境の中で、生き残りをかけて過当競争を強いられています。


こうした状況の中で、多くの人たちが人間関係や職場環境から生じるストレスに耐えながら仕事に取り組んでいます。


そして、そのストレスが自分にとって過重に感じられると環境を改善しようと努力し、それがかなわないと別の環境に移ろうと考えます。


そのこと自体は間違っている訳ではありません。しかし、今日はその前に考えていただきたいことをお伝えしたいと思うのです。


それは、「今の職場で働く意味」です。


何かの縁があって今の職場で働くことになった訳ですが、その職場で働く意味は誰にとってもあるはずです。


自分の人生の途上で、今の職場で働く意味というものが分かった時、必然的に辞めるべきか残るべきか見えてくると思うのです。


職場の人間関係に関する悩みで相談を受けるケースが多いので、この観点から考えてみたいと思います。


ある新入社員を例にとって考えてみましょう。


研修を終えて新たな配属先に着任した新入社員を待っていたのはとても厳しい上司で、毎日失敗を指摘されてすっかり落ち込んでしまい、会社を辞めたいと思うようになったケースです。


この場合、自分に合わない職場環境を変えるという選択肢は確かにあります。しかし、今の職場で働く自分に固有の意味というものをもう一度じっくりと考えてみる必要があると思うのです。


大学を卒業して就職し、はじめて配属された職場にとても厳しい上司がいたからといって、ここで働くことがこれからの自分の人生に果たして何の意味もないものかどうか?


少々辛いが一時厳しい上司に自分は鍛えられていると考えることはできないものかどうか?


このような上司と人間関係を形成することができれば、人間的にはかなり成長できると考えられないものかどうか?


しばらくの間この会社でそしてこの上司のもとで働くことによって、将来別の会社に移ったときにきっと役に立つ何かをこの職場で得られるのではないか?


急いで別の会社に移っても、また同じような上司と組むことになれば、また辞めたくなるのではないか?


この会社に入った当初の志を思い出しながら、今の職場で働く意味というものをもう少し深く考えてみれば、これからの展開はきっと変わってくると思うのです。


大事なことは、働くと決めた職場で自分なりの人生における「意味」を見出すことです。


どのような職場でも、そこで働く自分なりの「意味」は誰にでも必ずあるはずです。「意味」さえあれば、どのような困難にも打ち勝つことができるのです。


辞める決心をするのは、それからでも遅くはないと思うのですが・・・


よろしければ、メールカウンセリングで詳しくお伝えします。
https://www.ningen-kankei.jp/


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


次回も、お時間のある時に読んでいただけたら幸いです。

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