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心理職の新境地: 個性が光る瞬間の発見

社会人生活が始まってから4年間、
私は自分をごく普通の心理職だと思っていました。
しかし、時間が経つにつれ、
認知行動療法を使いこなせるようになり、
不登校の子どもたちへの支援における
その有効性と限界を見極めることができるようになりました。
その頃の私は、周囲に目を向ける余裕もなく、
より良い支援者になることに全力を尽くしていました。

社会人5年目に入ると、
私はあるNPO法人の代表となりました。
そこで気付いたのは、
実は「カウンセリングを行いたくない」と考える
心理職が存在することでした。
これは私にとって大きな衝撃でした。
当時はカウンセリングの世界に一人残されていたように感じました。

心理職には様々な道があります。
心理検査を専門にする人、
療育に特化したい人、
研究者を目指す人もいます。
彼らがカウンセリングを選ばなかったのは、
ただ単に彼らに合った道を選んだからに過ぎません。

しかし、カウンセリングを行っていても、
本気で支援しようとしない、
支援ができない心理職がいることも事実です。
私が退職する先輩から仕事を引き継いだ際、
「これまで何をしていたの?」と驚愕したこともあります。
カウンセラーと相談者の相性もあり、
時には進展しないこともありますが、
それにしても当時は驚きました。

そして自分自身が仕事に専念し過ぎていたことで、
自分の個性がどれだけ際立っていたかを実感しました。

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