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西洋美術館に行く。「内藤コレクション写本。」240619

本日、午前中、買い物をして美術館に行きました。買い物は、ららポートで。夏用のティーシャツを買おうと思っていましたが、いくと財布のひもが緩む。予想以上に使ってしまい、反省。でも、満足感はある。

自分が欲しいと思った麻のパンツとシャツ。正直いくら使ったか確認するのが怖い、、、。パンツ2本、シャツ2着で計40,590円のお買い上げでした。
午前中に買い物を終えて、お昼に地元の焼き肉屋で定食を頂いた。
たまには、地元で食事処を探してみると、知らなかったお店がランチをやっていて、新しい発見があった。

食事を終え、午後からは国立西洋美術館に向かいました。本当は、東京都美術館で「デ・キリコ」展を観たかったのだけれど、先に目に入ってきた西洋美術館の「写本コレクション」に目を奪われ、そちらに行くことに。

特に、写本に書かれた絵に魅了され、もっと見てみたいと思った。

写本とは、手書きで複製された本や文書。中世ヨーロッパ(1200~1500年くらいまでか)の写本で、印刷技術もなかったから、全て手書きで作られていた。
特に、聖職者向けの写本が大半で、聖書やキリスト教の僧侶が読む時祷書を複製していたものが多く残っているようだ。
今と違い、紙には羊皮紙が使われていて、なんか重みのある書物です。

しかも、一枚一枚手書きですから、間違えたら全てやり直しとかなのかな。しかも、物によってはポケットに入るサイズの大きさで、そこに小さく文字を書いているだけでも高い技術力を感じる。しかも、文字だけではつまらないから、ユニークな装飾が施されている。読みやすいように、頭文字だけ大きくなったり、部分的に色が変わっていたり、物語が分かりやすいように、絵が挿入されている。それも、そこに書かれているキリストや人物の表情とかまで、細かいけど、きちんと書かれていて、職人の緻密さが感じられて素晴らしい。

全く何が書かれているか分からないけど、眺めているだけでわくわくしてくる。こんなにも、繊細で完成度が高い物には、価値が生まれるんだと感じた。
こちらは、人物の背景が小さな四角ごとに区切られていて、キラキラしていて、すごく手が込んでいる。
誰の絵かは分からないが、右上から神様らしき顔が現れていている。中心の人物は、指で自分の顔を指して、「え?私?」って感じだから、なんかのお告げの場面かもしれない。

また、このコレクションは内藤裕史という方のコレクションの遺贈品だという。こんな歴史のある芸術品を個人が所持していたんだと思うと、とても羨ましい。一葉でもいいから、私も個人的に所有してみたいです。

美術品を所有することを考えると、希少価値とかだけでなく、歴史を所有している気分になれる気がする。美術品コレクターには、そういうモチベーションもあるんだろうなと思う。

まだ、私は値のある芸術品は全く持っていないけど、機会があれば、買ってみたいと思いました。





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