カウンセリング直前の不安を払拭するには
カウンセリングを受けたことがある、もしくは受けようか迷っている方には共感してもらえると思うのですが、
カウンセリングを受ける直前ってめちゃくちゃ不安ですよね。
私(counse運営者:河合)もこれまでに何度かカウンセリングを受けた経験があり、カウンセリングのいつも予約まではサクッと済ませてしまうのですが、
カウンセリング当日はめちゃくちゃ不安になります。
自分の気持や悩みを言葉にできるかな
ちゃんと伝わるかな
求めているアドバイスをもらえるかな
などなど。せっかくカウンセリングを受けるからには、お金も時間も使っているわけだし、有意義な機会にしたいけれど、はたして大丈夫かな、と不安になってしまいました。
この不安は多くの方が共感してくれると思いますし、今まさに、そのような不安をいだいている方もいると思うので、
今回は、私が普段やっている不安を払拭する方法を紹介します。
※あくまで私個人の考え、やり方です。
不安は準備で払拭できる
私は初めてのカウンセリングで直前の不安を経験したことから、自分の不安を分析したのですが、不安の種は大きく分けて2つ。
➀自分の状況や気持ちをちゃんと伝えられるか
➁カウンセラーから有効な助言を得られるか
そして、このどちらも事前の準備で多くの部分を解消できると考えています。具体的には、
➀自分の状況や気持ちをちゃんと伝えられるか
→自分の悩みを整理する
➁カウンセラーから有効な助言を得られるか
→カウンセラーに望むことを整理する
という2つの準備が重要です。
どちらも、頭で考えているだけでは混乱してしまうため、文字に書いてちゃんと言葉にするようにしました。
それぞれの準備について、もう少し詳しく紹介します。
自分の悩みを整理する
まずは自分で自分の悩みを整理します。私は具体的に以下の質問に答える形で整理しています。
・どんな場面で悩みが出てくるか
・そのときどんな感情か(不安、怒り、絶望など)
・いまの問題は何だと思うか
・どのような状態が理想か
・理想的な状態のためには何が課題で何が必要だと考えているか
この質問に正解はないので、今の時点で自分はどう思っているか、をまとめることが重要なのですが、
このすべてに答えるのは正直とてもむずかしいです。逆に、これらの質問にスラスラ答えられる場合は、自分の状況を非常に整理できていると考えてください。
この作業は、自分がどこまでわかっていて、どこをわかっていないのかを整理する作業なので、答えられない質問があっても全く問題ありません。
カウンセリングで、答えれなかった問題の答えを探す、と考えてください。
カウンセラーに望むことを整理する
自分の悩みを整理することで、カウンセラーに望むことも見えてきます。
たとえば、答えられなかった質問があった場合は、カウンセラーには一緒にそれについて考えることを望んでいるのかな、と考えられます。
一方で、すべての質問に自分なりの答えを出せた場合は、カウンセラーには助言ではなく傾聴を望んでいるのかな、と考えられます。
ただし、ここで一旦立ち止まります。このまま、「わからない部分を一緒に考えてもらおう」「ある程度整理できているから話を聞いてもらおう」と結論づけるのは危険です。
もう一度、自分は今回のカウンセリングでどんなことを期待しているのかを考えてみます。
本当に、わからない部分を整理しながら理想の状態に進んでいくのでいいのか
本当に、話を聞いてもらい、後押ししてもらうだけでいいのか
その時々の自分の状況によって、
前に進みたいのか、少し立ち止まりたいのか
問題を解決したいのか、受け止めたいのか
などが異なります。
もしかしたら、
理想の状態に進むのではなく、一旦休みたいのかもしれないし、
後押しされて頑張って問題を解決したいのではなく、抱えている課題を受け入れたいのかもしれません。
改めて自分の状況を自問し、カウンセラーに望むことを整理します。
そうすると、
悩みについて不明瞭な部分はあるけれど、とりあえず今回は悩みを吐き出して、苦しんでいる自分を受け入れてもらおう
悩みを自分なりに整理したら、自分の課題をなんとしても解決したいわけではない気がするから、今回はその課題を受け止めるのを手伝ってもらおう
といった整理ができます。
カウンセラーに共有したら、あとはカウンセラー次第
自分の悩みについて、カウンセラーに望むことについての整理ができたら、準備はOKです。リラックスしてカウンセリングに臨みます。
カウンセリングの最初に整理した内容をカウンセラーに伝えるようにします。文字にして整理しておくことで、言葉で伝える際も伝えやすくなります。
そして、整理した内容を伝えられたら、有意義なカウンセリングになるかどうかは、あとはカウンセラーの実力やカウンセラーとの相性次第の部分があり、ここはコントロールしにくい部分でもあります。
私も以前、上記の準備をしたのにあまり有意義だと感じられるカウンセリングにならなかったことがありますが、
その時は自分を責めないで、カウンセラーとの相性が悪かったから仕方ないな、と受け止めました。
効果的なカウンセリングを受けられなかったときに、自分を責めてしまうと気持ちがより一層しずんでしまうので、
運が悪かった、仕方なかった、と受け止めるのがおすすめです。
慣れないことが不安なのは当たり前。できることをしておく
何事もそうですが、慣れないことをするのはとても不安です。しかし、可能な限り準備をしておくことで、その不安は軽減されるはずです。
少なくとも私は、事前準備をすることでカウンセリング直前の不安を解消するようにしてきました。
カウンセリングは、自分の内面をさらけ出す作業なので、とくに不安が大きいものではありますが、より有意義な時間を過ごすためにも、
できることはやっておく、できないことは仕方ない
と割り切っておくことが重要だと思っています。
今回紹介したのは、あくまで私のやり方なので、すべての人にあてはまるとは全く思っていませんし、
こういう準備すらもしんどいこともあると思いますが、
少しでも、カウンセリングを受けたいと思いながら不安で一歩を踏み出せない人の力になればと思います。
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