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Teams「チャネル」で生活科で探検画像共有。1人1台奮闘記R3④

 梅雨の晴れ間に、町探検、公園探検に行ってきた1年生14人。出発前に「探検ボードと紙と鉛筆を持っていく?」「それとも、iPadを持っていく?」と尋ねると、「iPad!」「止まって紙に書くと時間がかかるから。」「公園で遊ぶ時間がなくなる。」とのことで、iPad持参に決定!

 班活動を取り入れました。先頭を行くリーダー、そして、iPad miniを持つ、写真係。

 班活動と言っても基本的に一列に並んで同じペースで進むので、撮る写真は似たものになります。。。しかし、意味はありました。「ねえ、これ撮って!」「どれ?」「これ」「これ何かねえ」「ネギじゃない?」など、会話が生まれ、学びが生まれていたのです。「右に並んで!」「みんな揃った?」など、仲間と協力する自治的な雰囲気も生まれました。

 3、4人の班に1つの端末では少ないかなとも思いましたが、ちょうどよかったように思います。
 地域の方とも出会えたし、学校のすぐ近くに地域材も発掘しました。

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 実は私自身が気になっていたのです。「私が小さい頃にはなかったこのたくさんのビニールハウス、一体何が作られているのだろう。」
 ぜひ話が聞きたいと思っていたら、朝、ハウスにいらっしゃいました!突撃インタビューです。
 「出荷用のホウレンソウですよ。」「その日の昼間は出かけているけど、このハウスには自由に入っていいですよ。」何とお優しい方でしょう。お言葉に甘えて、児童と一緒に入らせていただきました。
 そのことを同僚に話すと、「あ、ホームページで見たよ!」とのこと。教頭先生がアップしてくださっていたのです。3年生担任はぜひ総合で連携したいとのことで、早速連絡をとってみるそうです。

 さて、1年生は、ハウスを数えて写真をバシバシ撮っています。「ハウスの中、暑い!!」「そういう、覚えておきたいことは、動画モードにして、『暑いです!』と喋りながら撮るといいよ。YouTuberみたいにね。」と、やって見せました。早速やってみる写真係たち。
 「ここから水がシャワーで出るんじゃない?」「いや違うと思う。」「でも、ここにつながっているよ。」「ほんとだ!」「これ、何かなあ。」「小松菜?」「ホウレンソウ?」…つぶやきは止まりません。

 公園でもたくさんの「!」や「?」を見つけて、パシャリ。
 そして次の日、写真係の端末からTeamsの「せいかつかたんけん はる」チャネルに投稿!早速みんなで閲覧。少し説明すると、あっという間に操作も覚えました。ピンチして猫を拡大して見るなど、操作に慣れている子もいました。

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 さあ、今度の生活科では、これを基に、一人一人が「はっけんカード」を書いて、大きな「はっけんちず」にみんなで貼っていきます。参観日にはおうちの人にも見てもらいます。「おうちの人が『へえ!』『なるほど』と言うような地図にしよう!」それが子どもたちのやる気をさらに押し上げています。

 これまでだったら、印刷した写真(インク節約で白黒印刷した写真の場合も)を班に配ってしていた活動です。カラーで、情報量もたくさん、拡大自由、しかも、誰が撮った写真か名前が出るのがいいです。「○○さんが撮った写真の、これ見て!」など。それだけでも、子どもの思いが宿ります。子どもが自分たちで学びを創っている感覚が生まれます。「授業への参加率」という言葉ではまだ足りない、「子どもが主役」「みんなが主役」の学びになる大きな助けに、GIGAがなっています。

 「撮影」「投稿」「閲覧」この割と単純な機能の凄みを感じた一週間でした。

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