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金曜ロードショーから考える「言葉」の磨き方


昨日、久しぶりに『すずめの戸締まり』を見ました。
最近地震が続いていることもあって、あの震災を思い出す回数はやっぱり多いです。


『すずめの戸締まり』放送中は、Xの金曜ロードショーのアカウントがセリフや映画の背景、監督の想いなどを投稿しています。
昨日は、その一つに感じたことを書こうと思います。


その投稿というのが、こちらでした。

【Q】試験会場に来なかった草太に対して「アイツは自分の扱いが雑なんだよ」という芹澤の台詞がありますが、この台詞がとても印象深くて好きなので、是非この台詞を考えた時の裏話などあれば教えて頂きたいです。

【A】台詞や会話は、短いほど美しいと個人的には思っています。短い言葉でどうやって芹澤の性格を表せるだろうかと考えて、あの台詞を思いつきました。気に入っていただけて嬉しいです!(新海監督)
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アンク@金曜ロードショー公式

「台詞や会話は、短いほど美しい」という言葉に、新海監督の美的感覚が表れている気がします。
余計なことを省いて、徹底的に磨いた言葉を使うことに心を砕いていたのでしょう。

文章でも同じことが言える気がするんです。
よけいな表現やダラダラと長い説明を加えるのではなく、磨ききった言葉で背景まで読ませる。
それこそが良い文章なのだと思うんです。

それには、言葉の数をたくさん知っていること。
そして、本や文章に多く触れて、言葉の「使い方」のパターンを知っていることが重要だと思いました。

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