勝手決算|DeNA
DeNAって一時のモメンタムは完全に失ったと思ってたけど、大間違いでやはり経営者のビジョンミッションバリューがきちんと見えているし、伝わっている(リクルートくらい、よくタイムラインに出てくる)からキチンと事業も成長しているんだな。
視座の話とか、永久ベンチャーみたいなマインドすごいいいですね。
ベンチャーなんだけど、流行りのフォントとか使わないで、きちんと株主に向き合おうとしている姿勢が出てます。
どこかの鉄鋼屋さんのような重み…。
スポーツ抜きだと前期比27%伸長、3Q比こそ劣るけど
・ゲーム事業の収益再強化
・新規事業領域の投資最適化
・全事業の固定費見直し
の成果が着実に出ている感じの営業利益158億!
セグメント別だと
・ゲーム事業が最多割合で217億円 +14%
・スポーツはコロナ影響ありつつ42億円 +77%
・ライブストリーミング(ポコチャ、showroom)は前期比2倍の60億円 +132%
※営業利益だとゲームに次ぐ14億円を稼ぎだして急成長
ゲーム事業も集英社系タイトルなど結構大きなタイトルを開発している…
噂のshowroomは含んでいないみたいだけど、綺麗に21年コロナ以降急成長。ポコチャはライバーへの配分割合がそこまで?なのか、ライブ配信事業の中においてはそこまでなのかもしれない?
これぞ、巣ごもり需要という感じの成長曲線。課金も新規も取りまくり。大してアドも見てないからCAC(顧客を一人とるのにかかるコスト)はただ下がり。バランスとる為にここから大量出稿の時代がくるはず。
セグメント区分でも20年3月までは新規事業のひとくくりにされていたのに、21年3月以降は「ライブストリーミング事業」で独立したところをみるとDeNAの本気が伺えます。
クラブハウスのような治安の乱れもきっちりケアして、仮想通貨よろしく協会づくりと事務所、自動監視システムの強化。ここからライバー獲得競争が激化していくんだろうな。
自社株買いも140億円ほど実施するようで、好調な感じが伺えます。名著といわれている「不格好経営」も早くよまないと。
おわり
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