勝手書評:なぜか日本人が知らなかった新しい株の本/普通の株の本と侮るなかれ、実践で使用できる株価算出方法
お次は、「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」です。
著者である「山口揚平さん」はその他にも著書を出しており、コンサルティングファーム時代の経験をベースに書いた本がとても日本語が平易かつ、玄人以外が読んでも理解できるレベルにブレイクダウンしてあり共感が持てます。
ちなみにもう少し概念的ではありますが、以下の本もオススメです。コロナ禍の「給付金をもらう」というフェーズの中、「お金とは?」を改めて考える上で非常に有益な本だと思います。
この本の素晴らしいところは、ふむふむ読んでおわりではなく企業の「理論株価」を「簡易に算出」できることにあります。理論株価の算出方法に関しては実は結構あるのですが、そのどれもがややこしく、決算資料やファクトブックを結構眺めないと算出できません。
コロナ禍で株に手を出し、一時的に株価が下がり、「もう株なんかやりたくない…」「保有銘柄が爆下がりして、泣きそう…」という方は今一度落ち着いて、この本読んでほしいです。
所詮株式市場は「価値」と「価格」の差に気が付けるかという「情報格差」の中で蠢くものなので、一定の「価格」の物差しを自分で算出できることは本当に有意義です。
算出ステップも5コくらい?のIRスコアを拾うだけなので、15分もあればできます。ぜひ!
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