勝手決算:snow peak/IR資料のデザインは株価に影響するのか?
今回はsnow peakの決算資料を見ていこうと思います。
個人的にも好きな銘柄です。
理由は以下3点。
1.コアファンが多い(アウトドアする人すごい好きですよね)
2.事業投資が積極的(特に海外戦略)、不況下でも攻めの経営
3.IR資料のデザインがカッコいい!(結構群を抜いています)
3のデザインですが、あんまり事業に関係ないと思われるかもしれませんが、株主という事業をサポートしてくれるファンや投資家に対し真摯に向き合おう、わかりやすい事業説明にしようというのは細部に宿るし、デザインにも出てくるわけです。
さて、肝心のQ1ですが以下の内容になっています。
増収増益となっています。売上31億円 +2.7億円(デザインかっこよくないですか?)増益17億円 +2.3億円。着実に利益を積み上げている感じと、なかなかの利益率ということがわかります。
地域別のセグメントでもサマラれておりまして、
5:1くらいの割合ですが、国別に書くとなんか国外の方がビジネスが大きいような錯覚ありますね。アウトドアの国内ブランドでここまで海外展開しているのは普通にすごいと思います。
また何がすごいって直販や卸に頼らずEC化も進めてきっちり数字を上げているあたりも今後に期待がもてます。
コロナ影響でアパレル総崩れの中、ECを伸張させている企業は事業環境に適応している感じで好印象です。
コロナといえば、そもそもアウトドアは3蜜じゃないという話やafterコロナで「自然回帰」ということでアウトドアブームが再来する可能性や、星野リゾートの代表も言ってましたが近距離の旅行は増加する可能性ありますね。そんな時に少しおしゃれなsnow peakというのは来る気がしてます。
ファイナンスの話も記載ありまして、新株予約権発行9.7億円で自己資本増強しており、短期での流動性、自己資本、リキャップポジション(コロナだから手元に残しておきたい)もいい感じです。
今回の決算で驚いたのはその「柔軟性」。
コロナ影響でリアル店舗がまずいと見るや、ECにシフト変更しオンライン接客の体制に移行したとあります。臨機応変すぎてすごい。そしてその結果が出始めています。
最後にafterコロナへの展望もありまして、
屋外で仕事はきついだろ、と思いつつ2か月以上も在宅でやっていると鬱々とした気分になるのでこれはこれでやってみたい気もしてます。ニュースタンダードになるといいですね。締めのスライドもいけまくりだったので、それで今回は終わります。