「書けない」総数179本のnoteの下書きをひもとく
どうにもこうにもnoteを書く手が進まない。
こんなときは「“書けない”をテーマに書くといい」と耳にしたことがある。
というわけで、私の直近の下書き数本を上から順番に大公開しつつ、何を書きたかったのか、なぜ手が止まっているのかを考えてみる。
(ちなみに下書きは全部で179本あった)
1.推し春ドラマまとめ
今期の推しドラマについて書こうとしていたnote。昨年秋にも同じようなnoteを出しており、これの春版のイメージ。ちなみにピックアップしようとしているドラマは『アンメット』『虎に翼』である。
さっさと書けばいいものを、もう5月も半ばだしなあ、Xで結構つぶやいているしなあと、完全にタイミングを逃して書く手が止まっている。でも今期は本当に質の高いドラマと出会えたからちゃんと残しておきたい。
2.うらやましいと感じる他者の特徴
他者と比べて落ち込んだり自分を低く見積もったりとネガティブな気持ちになっていたときに、尊敬する方から「うらやましいと感じる人の行動や要素を言語化してみたら?」と言われたことがきっかけで書こうと思ったnote。
たとえば、「コミュニケーション能力高くていいなあ」「たくさん仕事があっていいなあ」と思う人がどんな行動を取っているのか、どんなことを心がけて生活しているのかをまとめてみる。
「すごいなあ」「いいなあ」と言っているうちは、彼らのことを何か遠い存在だと捉えているけれど、一つひとつの要素を言葉にしてみると、案外近くに感じられるはず。
なぜ書けないのか。実は紙の手帳にはすでにぼんやりと書いている。「羨ましい」という感情をオープンにすることに恥ずかしさがあるのかもしれない。でも「羨ましい」「すごい」を素直に言える人って、なんだかチャーミングだよね。
3.我慢できるけど、できれば避けたい日常のイヤなこと
たぶん、疲れていたのだと思う。どうにかハッピーになりたくて、ハッピーになるにはまず「イヤなこと」を知る必要があると思いついたのだ。
私たちを疲れさせるのは、わかりやすく「めっちゃイヤなこと」よりも、「我慢できる程度のちょっとイヤなこと」の積み重ねだ。すぐにでも寝たい夜にベッドシーツを外に干したままだったとか、Wi-Fiが絶妙に遅いとか。
これは「日常のイヤなこと、何があるかな?」と思い出していると、めっちゃイヤなことが「呼んだ?」と顔を出してきて、イライラしたり悲しくなったりして書く手が止まってしまう。ナイーブすぎぃ~~~。
4.「ちょっと先の楽しい」を考える
これもまた、ハッピーになりたいがために書きたかったnote。10年後はおろか、3年後、1年後、半年後の未来もまったくイメージできていない私がいま生きている理由って「ちょっと先の楽しい」を得るためだったりする。
次のお芝居の現場、好きなドラマの最新話、推しの舞台、会いたい人……こうした一つひとつをきちんと言葉にしておくと、本当にしんどいときの助けになると思う。
このnote、わりと書く手が進んでいたのだが、序章をつらつらと書きすぎてなかなか本題の「ちょっと先の楽しいまとめ」パートに入っていない。普段の執筆のように本題→リード文で書いたほうが目的を見失わず、途中で飽きることも少ない、という学びを得た。
5.理想の部屋を妄想する
あか抜けない部屋に住んでいる。大きな不満はないものの、1日の大半を過ごす部屋としては少々物足りないから改善したい。しかし、実際に理想の部屋を作るほどのモチベーションもない。
そうだ!まずは、実現可能性をフル無視して理想の部屋を妄想してみようと思い立ったのがこのnote。
楽天やAmazonの欲しいものリストに家具を追加したり、Instagramで素敵な部屋の画像を保存したり、アクションを起こしてはいるものの、なんせnoteにまとめるのが面倒である。怠惰な自分が「別に公開しなくてええやん?」とささやいてくる。
自分以外の理想の部屋も興味があるので、ぜひこのテーマで誰か書いてください!
6.自分の価値や能力を低く見積もること
ちょうど自分の「値付け」に悩んでいたときのこと。記事の単価だったり、出演料だったり。
いまは絶対に言わないけど、数ヶ月前までは提示された予算の幅で一番低い金額を選び「じゃあこの金額で受けられます!」と言っていた。自分に自信がないから、安さに価値を置いてしまっていた。
でもこれはハッピーにならない考え方だと思う。仕事に対するプレッシャーを軽くしたいだけだった。というようなことを書こうと思っていたnote。
すでにこの課題をクリアし、すっかり書く手が止まっている。同じような悩みを現在進行形で抱えている人はきっといると思うから、書き上げたいなあ。
結局「ハッピー」になりたくて書いている
このnoteを書いてみて良かった。結局私は「ハッピー」になりたくて、より良い生き方を求めてnoteを書いているということがわかったから。
書くことのゴールは制作物を生み出すことだと思っていたけれど、私にとっては書くプロセス自体がゴールだったのだ。だからこそ、書く手が止まることにも自分を知るヒントが詰まっているし、「note書けない」とモヤモヤする必要もないとわかった。
とはいえ、私自身はこれまで数々のnoteに背中を押してもらえた経験があるから、自分のためだけではないnoteももっと書けたらいいな。今後の目標にしよう。
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