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ブレイブリーデフォルトで一番ネックになってると個人的に思う設定


始めに

前回のブレイブリーデフォルトの記事を書くにあたってプレイした記憶だけでは足りないとある程度ネットで検索した結果YOUTUBEやらでやたらブレイブリーデフォルトに関する動画をお勧めされて困惑気味。

今回はその中で相変わらず良い要素を宣伝する方々がいる中で自分としてはそんなに良い点数をつけれる作品ではなかった事を前回の記事で書きました。

前回の内容について詳しくはこちら


この記事を書いてからもブレイブリーデフォルトの動画を漁ったり自分の中で何が気に入らなかったのかを色々考えた末にまた記事にしたくなったので今回熱がある間に書こうと思った次第。

ブレイブリーデフォルトシリーズはフォーザ・シークウェルのみプレイした一個人の感想なのでそんな考え方もあるのか程度に見てもらえると幸いです。

一番の問題点

個人的にこれは作品の世界にアスタリスクなる設定を作った事だと思います。

この人何言ってるの?って思った方はこれからの長話に少し付き合って欲しい。

ストーリー的にクリスタル正教が握ってる権力をある程度削ぐ為にユルヤナ老師がアスタリスクなる輝石でジョブを管理するシステムを作ってその製法やらを持ち逃げ。

これがゲーム本編より数百年以上前に起きた出来事(前記事でクリスタルから直に職能を付与すればよくね?って書きましたが設定的に出来ない流れで考えてみたいと思います)

その場合アスタリスク所有者のみクリスタルの恩恵あるジョブに就くことが出来ます。

そうなってくるとパーティ内で複数人が同一ジョブにつける事がおかしいのです。

考えたら分かる事ですがアスタリスク1つで複数人使いまわしが可能なのならば最初の空挺騎士団の人達はシップに乗ってた二人の所持者のアスタリスクでモンク軍団や白魔道士軍団、あるいは両方の混成部隊になってるはずだからです。

実際は剣や弓を持ったモブ兵士がワラワラ出てくる訳ですが・・・・


ここからカルディスラ王国が攻められてオーウェン兵士長や近衛兵が騎士ハインケルに始末される訳ですが・・・・

自分はここでオーウェン兵士長からアスタリスクが託されると最初思っていました。

プレイした人は知ってると思いますが兵士長や王様からその手のジョブを渡されて頑張ってくれ!みたいなものはありません。

何が言いたいかと言うと・・・・

オーウェン兵士長はゲーム的な言い方をすればすっぴん

つまり兵士長でありながら職なし状態だったと推察出来ます(そう考えるとハインケルに一方的に蹂躙される事に個人的には少し納得出来ます)

そりゃだうじんぐけんけんぱあやまるオーウェン兵士長や近衛兵相手に無双出来る理由が何となくわかる気がします。

この流れから王様からそういったアスタリスクをもらえない事でカルディスラ王国はアスタリスクを所有出来てないと考える方が自然だと思います(国の兵士長や近衛兵が大半始末された相手に羊飼いの青年と風の巫女を送り出すのは大人として無策過ぎます)

ファイナルファンタジー5みたいにクリスタルの加護に守られた戦士みたいな不思議設定の一つでもあれば話は変わりますが・・・・


次にイデア加入シーンで彼女がすっぴんな事が理解出来ません。

設定的にエタルニア公国元帥の娘で師匠が剣聖。

このサラブレットを職無しで戦地に送り出す人がいるでしょうか?

最初の導入部分からイデアは最低でもレベル20前後で加入する仲間だと思ってました。

黒魔の彼は完全にモブ感バキバキなのでそこは面倒なので流すとして・・・・

次に王を人質にとって逃亡するハインケル。

ロンターン離宮の最後に雑魚をけしかけて逃亡するシーンもおかしいですよね。

雑魚に足止めされてる中、逃亡されるなら分かる。

問題はこのシーンで雑魚を倒した後にハインケルが人質の王様と一緒に逃亡してる事。

人質抱えて追いかけてくる4人相手に逃げ切れるものでしょうか?

ドット絵時代のゲームだったらある程度ゲームだからって気持ちで見れましたがポリゴンでこれだけそれっぽい人形劇になってる所で主人公達に追いかけられるシーンで平然と後ろ向いてトコトコ歩いていくハインケルはシュールすぎます・・・・

noteには現在書いてる記事でどれ位文字数を書いたかが表示されます。

まだ序章の段階で既に1700文字オーバー。

この段階で伝えたい事はアスタリスク持ちは通常の人よりも明らかに強くなれる事とカルディスラ王国はアスタリスクを所有してないだろうという事。
(他所の国だとラクリーカ国王のマヌマットは時魔道士でアスタリスク所持者 つまりエタルニア公国だけがアスタリスクを独占してる訳ではない)

更に付け足すなら師匠が優秀でも弟子のイデアはまともに相手されてない事とアスタリスクすら授けてもらえない彼女の信頼の無さを感じれる所でしょうか。

このまま1章以降も続けると膨大な文字数になる為割愛しますがお手本にされたと思われるファイナルファンタジー3やファイナルファンタジー5はそれぞれクリスタルの加護を受けた戦士だから他の人達は戦えない、だけど君達は戦えるから頑張って><みたいな雰囲気を作る事が出来ます。

ですがこの作品ではアスタリスクさえ所持すれば誰でも職持ちのエリートになれます。

羊飼い(無職)のティズですら空挺騎士団からアスタリスクを奪って職持ちエリートになれた訳ですから。


それこそ城下町を焼きに来たオミノス達を城下町の人達でボコボコにして黒魔道士のアスタリスクを奪って町の人達全員黒魔道士化とかした方が良かったのでは?(今後の事を考えると風の巫女やその一派がやってどっか行きましたって誤魔化す方が賢いとは思いますが)

それこそこのモンクのアスタリスク貸すよ?

そのスタンスな王様なのなら人質交換イベントの際に

いたいけな少女を犠牲にしてまで助かろうと思うほど、老いぼれてはおらぬ!

ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル メインシナリオ
序章 失われた騎士道 王様の発言より

言っていいのなら
この若者達に大した施しもしないまま送り出した段階で上のセリフを言う資格はないんだよぉぉ!って言いたいレベル。

自国に落ちた飛空艇やらも使用許可はもらったりしましたがあれはそもそもティズ達が幹部を倒して奪ったものですし・・・・

言い換えるなら風の巫女一行が勝手にやって持って行ったとでも言えば自分達は助かる可能性がある、そんな外交カードを得たに過ぎないと思います。
(そういった風に思われない為にこの手のRPGは城の中のアイテムは自由に使ってくれとか支援出来ない事情なんかを話したりします。ファイナルファンタジー3だと船あげるからネプト竜何とかして・・・・みたいな感じ)

挙句しばらくして戻ってきたら「オーウェンの親父の元気がなくなってしまっての」しか言わなくなる・・・・

あなたが心配するべきは一国民ではなく今後他国から攻められた際に兵士長やらが不在な部分をどうするかでは?(エタルニア公国以外にも砂漠のマヌマット国王とかやばそうな人が色々いますし・・・・)

まぁ、明後日な事言う王様とかはRPGだと昔からいるのでそういうものって割り切るレベルですが、この段階でどれだけシリアスしてもギャグにしかならない土壌が出来上がってると言っても過言では無いと思います。

この後大きくずっこける事になった中で一番記憶に残ってるのは鉱山のカナリア少年エギルのその後でしょうか。

鉱山でのカナリアはある種の生体センサーで人よりも酸素不足やガス中毒やらの影響が受けやすい事から鳥籠に入れて一緒に入る事で人よりも先にパタリと逝ってしまう事から古くから利用されて来た訳でそれの少年版がこの物語でのエギル少年な訳ですが・・・・

現地でエレオノーレさんに身寄りのないエギル少年を引き取ってもらう訳ですが最終的にオーウェン兵士長を亡くした宿屋親父さんに引き取ってもらえばハッピハッピーじゃね?みたいな流れでエレオノーレさんの所にお邪魔して突然エギル君引き取ります→宿屋の親父の所に連れて行って皆ハッピーみたいな流れは流石にやばいと思いました。

両親の離婚や再婚、どっちの親が良い?っと迫られた事のある自分には大変ショッキングなイベントでした(こんなイベントが普通にあるRPGが名作?っと疑問を感じたものです)

まぁ、自分の場合はその両親の選択をした後に妹が母親を選択した際に激怒して父親がガラスコップを片っ端から割っていった事にショックを受けましたが(笑

あの人は最後まで自分ではなく贔屓にしてた妹しか見てなかったんだと心が凍り付いた幼い頃の思い出ですね。

そんな事はどうでもいいんですが子供が親を選ぶ事や代理で親をしていた人から引き離す事になる場合、親代わりをしてる人とかはそれなりの覚悟を持って日々を過ごしてる訳で・・・・このストーリーみたいなドライにあっさり子供を移動させるみたいなポケ〇ントレードみたいな簡単に済む様な出来事ではないと言いたいです(この辺りが余計にチープに見えるきっかけだと思います)

こういった突っ込みどころが全編に渡って続くので途中からどうせゲームだからねぇって割り切って見ないとやってられない気分に自分はなりました。

数百年前からアスタリスクの製法がユルヤナ老師によって隠されてる状態が続いてるこの世界においてアスタリスクは相当な価値があるものと推察されます。

つまり闇市等で高値で取引されたりしてそうですよね。
聖剣3みたいに商業都市バイゼルのブラックマーケット的なもの用意すれば良かったのに・・・・昼夜の概念があるんだから

更に言ってしまうと各街で商売してる商人のうち、何人の商売人が商人のジョブに就けてるのやら・・・・

壊れたりして減る事はあっても老師が作ってばら撒かないと増える事は無いですから。

ベルトを着ければ誰でも変身!ベルト争奪戦ライダーみたいなアスタリスク争奪戦が起きそう・・・・

この事から

ブレイブリーセカンドでこけたとかセカンドは黒歴史なんて言われていますが触ってみた感じ初代から既に色々問題を抱えている気がします。

他のシステム面やらの問題は以前の記事で書いてるので割愛しますが個人的に言って良いなら

スクエニってメーカーのネームバリューとクリスタルやらのファイナルファンタジーの匂いを餌にユーザーを釣った。

だから結果として初代はそれなりの出荷本数になったが、続編まで手を伸ばしたいと思えないレベルの出来だった。

そこにあのセカンドの出来のダブルパンチが入った結果がセカンドは黒歴史って結果に至ったのではないか?っと思う気がします。
(セカンドの最初の方でがんばりべんじなる単語を聞いた瞬間にプレイするのはやめようと参考にした動画をそっと閉じたレベル)

今の若い人はそういうノリがいけるのかも知れませんがおっさんにはちょっとスパイシー過ぎる気がします(笑

感想

最近のリアル調のゲームが肌に合わない為、ちょっと苦手ながらもデフォルメ作品に手を出してみたら思わぬ火傷をおってしまった気がします。

ファイナルファンタジー9とかも嫌いじゃないですがキャラデザ的には7以前のが好きでした(ミスティッククエストのフェイやカレンもあれはあれで良き)

7とかは当時のPSソフトの中ではかなり頑張った表現がされていて熱中してずっとやってた記憶があります。

今思えば魔晄エネルギーとかは石油と同じ、それについての活動家とそれを独占した企業がどの様な感じになるかをファンタジーを交えて描いた作品で6なんかも機械産業が発達した世界観で魔法や帝国、その在り方を考えさせられる良い作品だったと思います(特に当時は酸性雨とかが話題に上がってましたし)

これ以前の作品も色々感じるものが多かった中でブレイブリーデフォルトはどうしてもそれらの作品と比べられる血統にあると考えると仮にグラフィックが今より数段良くなってたとしても自分は以前の作品の方を評価してしまうレベルの出来だったと感じます。

ループするにしてもエンドレスエイト的な見せ方ではなくまどマギみたいな面倒な部分はダイジェストとかもう少し表現の仕方があったのではないか?っと思ってしまいます。

ファイナルファンタジー16が発売されてスクエニの株価が暴落やらのニュースを聞くと新規IPやソシャゲはあれな結果が多いとかの普段の流れからそうなっても不思議ではないなと思えてしまう所が悲しいですね。

ブレイブリーデフォルトは多少難度とあれなイベントを除けばそれなりにハクスラは楽しめるのでこれから周回プレイとかもしたい所なのですがあのクリスタル磨き作業20セットがね・・・・辛いのよ・・・・w

でも、曲は本当に良かったんだよなぁ・・・・曲の為に頑張れるか?っとなると手前でセーブしたデータで聞きたい曲流す位で満足しちゃいそう・・・・


こういった世界観の説明は変に説明し過ぎると矛盾やらが出てきてしまうのである程度匂わせる程度にとどめるのがコツだと思います。

イデアなんかも剣聖を師匠として師の愛刀を手に初陣に向かうみたいな師匠が強すぎる人でその人の愛刀、さぞ強キャラ加入なんだろうなぁ・・・・って期待を無駄に膨らませ過ぎている気がします。

この手の作品はゲームシステムや音楽は非常に大事ですがそれにジャストフィットしたようなシナリオや世界観が揃わないとちぐはぐになる事を証明してくれてる作品な気がします。

何気にブレイブリーセカンドの問題やらもネットで調べてた際に初代とブレイブリーセカンド共に電撃オンラインのインタビューにて30代をターゲット層にしてたらしい・・・・
(この設定で30代相手に大丈夫と思われてる事に衝撃を受けました・・・・
まぁ、YOUTUBEやらで初代ブレイブリーデフォルトがあれだけお勧めされてる事を思えばこの世界観で十分だったのでしょう。あれ?オタクってこんなチョロい存在だっけ?)

とりあえず本日はここで締めたいと思います。
長文お疲れさまでした。


おしまい




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