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アマビエ大量生産。

描いて描いて、かいた。

ぶっつけ本番のため、全部違ってくる。
最初は筆ペンで描いてみたが色が強すぎて、液量が多く、描きたい感じがだせなかった。

そののち、色鉛筆でラインのみ描き、色鉛筆で色づけ。
なんか違うので、水性クレヨンでぬってみるとなんかしっくりきた。

自分の消しゴムハンコ印を押し、作品(年賀状の図)として完成。

出す相手を思い浮かべ、微妙に違うアマビエを選び、宛先を書く。
それからその相手に対するメッセージを書き、完成する。
今回の言葉は、そんな大げさなものではなく、
えきびょうたいさん!!!にしたものが、多かった。
伝えたい言葉がそれだった。

オーダーされてない、しかし勝手にオーダーメイド。

ほぼ毎年、自分なりの手書きの年賀状。
自分がやりたいから、やっているだけなのだが、楽しいから始まり、苦楽しい感じで終える。

アマビエの存在そのものが好き。

江戸時代に肥後の海中に光るものが出たという。
役人が行ってみると、怪しい化け物が現れた。その姿は、全体的には人魚のようだが、髪の毛は長く、顔には鳥のようなくちばしがあった。役人が驚いていると、化け物はこんなことを言い始めた。
「私はアマビエというものである。当年から6年の間は諸国豊作である。しかし、疫病が流行ったら、私の写し絵を早々に人々に見せよ。」
そんな予言めいたことを言い残し、再び海中に潜ってしまったという。

鳥のようで、人のようで、魚のような、謎の生き物。
怖がらせているのではなく、お守り的な感じのことを言って、消えるところ。言い伝えとして残っているところ。
それらが、わたしのこころが惹かれるところ。

お守り的な言葉を伝えて去る感じ。
わたしのやりたいことがみえてきた。
こころの奥にすっと入っていくような、
でもとても大切で、じんわりくるような、
そんな言葉を生んでいきたい。



#noteで年賀状

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