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マーケ脳を鍛える④:「モノ」が売れない時代に「体験」を売るマーケティング


こんにちは、青野 雅巳 です。

私は普段、中小企業・経営者さまを対象に、広報・マーケティング領域のコンサルタントやプランナーとして戦略立案〜実行支援などを行っています。

そのお仕事の場を通じて日頃思うのが、提供サービスの遂行以前に、マーケティング的な思考回路の共有、思考の習慣化が重要だなということです。

このnoteでは、”マーケティング脳を鍛えるヒント”をお届けしています。
第4弾は「コトを売ること」というテーマについて、お伝えしていきます。


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今日は”体験消費”についてです。

”今欲しいものは、あまりないな”
という感覚ってありませんか?

年齢のせいもあるかもしれませんが、

私も昔ほど、

何かが欲しい!!
絶対手に入れたい!!

と思うことが少なくなったと思います。
物質的にはもう、満たされている。

じゃあ、好奇心や欲求はなくなったかというと
そんなことはなく、

✔︎全く知らなかった世界のことは、学んでみたい
✔︎行ったことのない場所には、行ってみたい

と思っています。
精神的に満たされる自分でいたい。
そう思うのは、私だけではないはず、と思います。

じゃあ精神的な豊かさとは、なんだろうと考えると...
「感情が動くこと」


この「感情が動く」体験をしたくて
わざわざ足を運んだり、わざわざ品物を取り寄せたり
するのではないかなと思います。



<例>日本人にとっての京都観光

京都への国内観光客はリピーターが大半。
コロナ以前のデータですが、ざっと見て日本人の3人に1人は
毎年京都を訪れていることになるそうです。

多くの人が有名観光地、

一般的な土産物やレストランなど、
もう馴染みがあるスポットも多いのでは?というところ。

そこで注目されるのが体験できる観光です。


京都で女性や若いカップルに人気の着物体験。
レンタルで着物を借りて、京都の町を一日散策する。

「着物をきる」という非日常体験、
和服姿で京都を歩く。


洋服で歩くよりも風情を感じながら、
その時間を一緒に過ごす人とも、忘れらないような
特別な時間になる。

その時に買った思い出の品、
その時に食べたお店の味、
いつもとはちょっと違う体験そのものが
全て自分の中でストーリーに変わっていきます。


「着物をきる」という体験が引き起こした、
私だけの特別な「ストーリー」によって
サービスの満足度が上がっていくということですね。


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一般的なコンビニやスーパーなど
「商品」と「貨幣」の交換が目的だとすれば、

コト消費はこうした「感情」と「貨幣」の交換
目的なのかもしれません。


自分のビジネスにおいて、
提供するサービスや商品を通じた体験とは、
どのようなものなのか。
それにより、どんな感情を引き起こすことができるか?


を考えてみる。すると、明日のお客様の満足度が変わるかも。
私も日々、どんな体験を提供できているか?を考えていきたいと思います。


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