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② 自宅・通級・放デイ “チーム”で取り組んだトレーニング【小5〜小6】

息子に学習障害の診断が出たのが小5の夏。
遅くなったことを後悔しましたが、その分小学生のうちにできることを必死で探しました。

私一人ではとても受け止めきれないので、色々な方の力を借りて支援しました。

★自分だけではツラいのでチームをつくる

それぞれの先生が本当に親身になって考えてくださり、長々と話を聞いてくれるのも大変ありがたく、心強い味方でした。

👇大まかな分担

【自宅】兄弟もおり療育だけに手をかけられない
→プリントワーク中心、知育玩具
 授業やテストの予習、音読など

【通級】自校、1時間半を週2回
→ちょっと面倒だったり道具を使うビジョントレーニング、粗大運動、知育玩具

【放課後デイ①】広く多校展開している
→ビジョントレーニング、粗大運動

【放課後デイ②】塾が母体で学習支援が強み
→学習サポート、個別塾代わりに活用

【個別指導塾】放デイ①から紹介の母体である塾
→本格的な勉強支援のための塾

一口に学習障害といっても子供によって特性はさまざま。苦手なポイントをしっかり共有します。

通級の先生は毎年変更。
教員ですが、専門家ではなく、各々の先生が独学
で指導にあたっている印象をうけました。
特に学習障害は事例が少ないようで、知識習得が後回しになっているように感じます。

子どもの成長は待ってはくれません。
親が、専門機関での経験や専門家の著書を読み、参考にしてもらう方が近道
だと実感しました。

最初に、視覚認知の検査を受けた機関で、療育を3回ほど受け、
「これなら自分で出来るかも…わざわざ高い療育費を払って、たった1時間のために何時間もかけて通うのは効率が悪い」
と思い、内容を持ち帰ることにしました。

| 視覚認知・眼球運動をきたえる

✴︎ビジョントレーニング

間違い探し、マスコピー、点つなぎ
ビー玉キャッチ

苦手にピッタリはまるトレーニング

Q どれくらいの期間やると効果が出ますか?

A …毎日続けた場合、一般的に3週間〜3ヶ月でものが見えやすくなったり、字がきれいになったりといった効果が出ています。
特に、眼球運動のトレーニングは筋肉にも直接作用するので、効果があらわれやすいでしょう。
発達が気になる子のビジョントレーニングより


ビジョントレーニングを取り入れている放課後デイサービスを近所で探し通いました。
他の本やドリルなども参考になると思います。

✴︎コグトレ(本)

※コグトレには賛否あるようですので、ご自身でよく調べて判断なさって下さい。

漢字コグトレ

| 手指の巧緻性を高める

✴︎粗大運動

まずは、体全体を動かすことが、手先の動きを改善するようです。

キャッチボール、風船バレー
トランポリン、平均台

✴︎プリントワーク

ネット上に無料版もありますね。

運筆のトレーニング
線なぞり、迷路

✴︎知育玩具

夏休み前に自宅に買い置いて、おうち時間を充実させるのもオススメ。
ミニブロックは百均にあります。

LaQ、ジグソーパズル、ミニブロック、
ボードゲーム、タングラムパズル等

| 並行して学習を支援する

✴︎タブレット学習

コロナ禍の一年ほど、自宅でチャレンジタッチをやらせてみました。
読み上げ機能があることが決め手でしたが、全ての問題文を読んでくれるわけではありませんでした。

○ 音声とビジュアルによる説明が分かりやすい

△ タッチペンの反応が悪く漢字学習には不向き

やはり耳から入る情報は理解しやすい様子で、
スマイルゼミやYouTubeなど、動画の説明を取り入れるの方がスムーズだと感じました。

✴︎塾が母体の放課後デイサービス

【小学校5年生〜現在】
できたばかりの療育施設。
訪問したとたん、いわゆる塾とは異なる明るい雰囲気が気に入り即決しました。
土曜日のイベントも川遊びやハイキング、自由研究のサポートなど、かなり充実しています。
経営者の先生にもたくさん相談に乗ってもらい、不安を払拭してくれました。

現在、3年目。
中学校のワークを進めることや英語のリスニングをみてもらっています。
費用が安く済むので助かっています。

✴︎個別指導の塾

【診断前小学校2年生〜5年生まで】
集団塾では見られないと断られたため、個人指導塾へ。個別で丁寧に勉強をみてもらいました。

【中学校1年生〜現在】
上記放課後デイサービスの母体である塾を紹介してもらい、力量があると太鼓判をおしてもらった塾長先生に教わっています。
理解のある先生に根気よくサポートしてもらっています。

| まとめ

確定診断から数年、できることをやってきたつもりです。

藁にもすがる思いで、少しでもよくなるなら改善が見込める小学生のうちにやってあげたいという親心。

日常でも、将来仕事をしても、最低限の読み書きはできるようにしておきたい、と。
今後ICTが発達しても、病院や学校、役所など手書きやメモができないと困る場面はありそうです。

もちろん上記の支援も完璧にやったわけではありません。
介護ではないですが、自分だけで背負い込まず、通級や放課後デイサービスなど公的サービスをうまく活用することをおすすめしたいです。

出口が見えず険しい道でもあるので、ぜひチームで、相談できる人を見つけてください。

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