人生はリハビリテーションだ 福辺節子


リハビリテーションとは、人間としての尊厳を取り戻すこと、人間らしく生きる権利の回復
自分も他人も同じ尊厳を持った人間として認めること
世の中には、自分にフィットした仕事と、自分を育てるための仕事があるのかもしれない。


この本を読んで、私の人生は、「学ぶためのもの」だったんだ!と、自分のこれまでの選択を説明する言葉をみつけたと思った。

人の価値は、歳をとっても、どこで生まれても、物知りでも鈍感でも、障害があっても同じであることを学ぶための人生なう。

頭では分かっているけど、心から信じられていない。
自分自身のことは、経済的に自立していないと、社会に貢献していないと、自由を求める権利はないとどうしても考えてしまう。

現代日本人は自分の価値を信じられない人が多いんじゃないかな。だから多様性を受け入れられない。

自由⇄尊厳

信条って自分のなかの宗教だよね。
毎日お祈りするように、
一人ひとりの尊厳を大事に向き合って仕事をしていったら、
それを信じることができるようになるだろうか。

思春期の終わり17歳のころ、これ以上考え続けて人生が壊れることを恐れて、自分の人生の意味は「知ること」だと結論づけて、考えることをやめて受験勉強に戻った。

その答えが35歳になって出たか。
ほんものになりたい。
これを本物にしたい。

これはそんなすごい本でした。

人生はリハビリテーションだ―義足の理学療法士がみつめた障害・自立・介護


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