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ブレない人生を送る。自分の人生を楽しむためにキャリアビジョンを持とう

「人は選択肢が多いと決められなくなる」というのは心理学では有名な話なのですが、それは人の人生にも当てはまる。選べる道が多すぎて迷ってしまう。ではどうすればいいのか?

「ビジョン=自分の目指す方向」が明確であれば人生はブレません。

 自分の目指す方向が曖昧だと、「隣の芝生は青く見える」状態になりあれもこれもと手を出して結局何も習得できていない、というような状態に陥ってしまいます。

 ふと立ち止まって振り返ったときに、何者にもなっていない自分に気が付くかもしれません。

 今まであなたが積み上げてきたものは何ですか?

これから何を目指しますか?

 

明確な答えが出てこなかったら今からあなた独自のビジョンを描きましょう。

あなたが今何歳であっても、遅くはありません。

1.キャリアビジョンを描く前に自分の価値観、他者視点を把握する

 キャリアビジョンが重要なことはわかったけれど、いきなりビジョンを描け、と言われても、、、と困ってしまったあなた。

 まずは「自分自身の価値観」と「他者から見た自分」について知りましょう。

下記のStep1、Step2を読みながら紙に書き出してみてください。 

 Step1.自分の価値観を知る(過去を振り返る)
自分の過去の体験から自分自身の価値観を知ることができます。

「どんな時にわくわくしたか、夢中になって取り組んだか」

「充実感を感じたのは何に取り組んでいた時か」

「何があると(or何をすると)モチベーションが高まるか」 

一度紙に書き出してみてください。

思いつくままに書き出して、書いた紙をみて自分にどういう傾向があるかを知りましょう。

Step2.他者から見た自分の強みを押さえる
他者視点とは周囲の人から自分がどのようにみられているか、を指します。

このステップを踏むことで、自分で把握している自己像を広げ、新たな視点を加味することができます。

 

このプロセスでは

「他者から褒められたこと・評価されたことは何か」

「他者から『〇〇が得意だね』と言われたことはあるか?それは何か」

に答えてみてください。

 

自分では気づいていなかった強みや得意なことが見つかるかもしれません。

ジョハリの窓で言われているように、「自分は気づいていないが他人は知っている事」を「自分は知っている、かつ他人も知っている事」にすることで新たな視点を追加し、周囲との認識のズレを減らすことができます。

 (ここではジョハリの窓についての説明は割愛させていただきます。別記事でお伝えしますね)

 

Step3.他者から期待されていることを考える
Step2で自分はどんなことで周囲から褒められたか、強みと思われているかを考えました。

では、あなたの周囲の人はあなたにどんな期待をしているでしょうか?

会社の同僚、上司、家族、友人、いろんな立場で想像してみましょう。

 2.自分の価値観と他者からの期待がリンクしているところからビジョンのベースを見つける

Step1、Step3で書き出した事柄を眺めてみて、リンクしている事項はありますか?

もしくは、他者からの期待を踏まえて自分の価値観を広げられそうなところ、視点を変えられるところはありますか?

 そこがビジョンのベースになります。

 例)ビジョンを描くステップ
自分の価値観(Step1)

「自分が行ったことに対して人から「ありがとう」と感謝された時にモチベーションが上がる」

 他者から見た自分の強み(Step2)

 会社の同僚から「教えるのが上手だね」と褒められることが多い

 友人から「面倒見がよい」と言われる

他者から期待されている事(Step3)

 会社の同僚から「教えるのがうまいので新人教育や仕事のノウハウ共有してほしい」

 友人から「仕事でもその面倒見の良さを活かしたらいいんじゃないか」

 

「自分の価値観(Step1 )」と「他者から期待されている事(Step3 )」を踏まえると

管理職になって部下の育成に注力したり、教育・研修分野に携わる方向性が見えてきます。

 

見えてきた方向性について、一度自分なりに考え、調べてみて納得感が得られれば

その分野で活躍している自分像を具体的に描いていきましょう。

 

3.こうありたいという像を鮮明に描く

「具体的に描く」とは、イメージしたときにぼやけている部分が無いようにすることです。

 

朝起きて一番に何をしますか

どんな服を着て、何時に出社しますか?

どのようなオフィスで働いていますか

同僚、クライアントとどのような会話をしていますか

夢中になって取り組んでいる仕事は何ですか

仕事後、家族とどのように過ごしていますか

 

自分自身に質問をしてイメージを紙に書き出していきましょう。

自分の未来像が見えてきましたか?

 

最初は時間がかかると思いますが、何度も考え、書き出すことで徐々に明確になっていきます。

なかなか描けない、とあきらめてしまうのはもったいない。

これをやるか、やらないかが他の人との大きな分かれ目になります。頑張りましょう。

4.ビジョンを描くときの注意点

ここでビジョンを描くときの注意点を3つお伝えしておきます。

自分の頭の中で考えるだけでなく、アウトプットしていく。(書き出す、人に話す、絵にする等)
「やりたいこと」になっているか、「しなくてはならないこと」になっていないかチェック
他者視点を盛り込むことで、独りよがりの発想になっていないかチェック
 

5.一度描いたら終わりではない。有効に活用するためにやるべきこと。

頻繁に見る、読む、声に出して脳にインプットしていきましょう
 脳は「認知的不協和」といって脳が認知している事と現実にギャップがあることを嫌います。

 

常に意識下にビジョンを置くことで、理想と現実とのギャップを埋めるためにビジョンに関連する情報への感度が高まります。

 

定期的にビジョンを見直しましょう
キャリアビジョンは一度描いたら終わりではないです。

自分の成長や外部環境の変化によって、ビジョンも変化していきます。

定期的に見直して自分の成長に沿ったビジョンにしていきましょう。

 

 

 


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