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琥珀色

ふと後ろに、琥珀色の気持ちを置いてきた
気がする時がある。
置いてきたというよりも“すれ違った”が
正しいかもしれない。
ちらちらと目に刺さる小さな光を帯びた
肌に纏わりつく夕陽のような温もりの感情。
「あ、そういえば。」と振り返るけれど
それが何であるのか分からない。
どうしても思い出せない。
私を温い気持ちで包む琥珀色の感情。
貴方は一体だあれ。

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