阿波踊り、リズムの取り方

阿波踊りを習い始めると「二拍子を取る」や「二拍子を体に入れる」という表現をよく聞くようになります。阿波踊りに限らず世の中に存在する全ての踊りは音に合わせて体を動かすので阿波踊りは二拍子のリズムで踊る踊りだということをまずは理解するとよいと思います。

二拍子の踊りとは?イッチニッ、イッチニッを繰り返すリズムです。イッチ(1)の音で右手と右足を一緒に前に出し、次のニッ(2)で出した右手と右足を戻す。そして、次のイッチ(1)で今度は左手と左足を出しニッ(2)で左手と左足を戻す。実はこれだけなんですね。なのでとても簡単な踊りなんです。

単純動作で簡単な阿波踊りなのですが、習い始めると結構難しい、それはなぜか?私の経験だとそこでなぜだろうかと自問し答を見つけ出す人はほとんどいないと思います。ここに上達へのカギが隠されているのです。

話を二拍子に戻します。右手足と左手足の出と戻りは二拍子X2セット、私が阿波踊りを指導する際は4拍子と教えます。「イッチニーイッチニー」ではなく「イッチニーサンシッ」での四拍子です。二拍ではなく四拍にする方が長い線でリズムを取れるので精神的に余裕が生まれる気がします。

さてここからが本日のポイントです。1-2-3-4の動作ができるようになった方は2と4の時(手足が戻る音)普通に戻すではなく戻り足を意識し下に沈むようにやってみてください。こうすることでぎこちなさが取れるようになります。阿波踊りのリズム、四つのリズムで踊り2と4の戻し足を下に沈め体を下に入れるだけ。今日はここまでにしておきます。

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