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始動Next Innovator2020

今年の8月から経済産業省が主催する始動Next Innovator2020が無事に終わりました。結果は、シリコンバレー選抜には選ばれず。まずはご報告です。

このプログラムは大企業の新規事業を立ち上げる人たちやスタートアップの人たちが社会課題を解決し、イノベーションを起こすことを、多彩な講師陣の講義を受講し、メンターとのセッションを通じ、いろんな角度から自分のテーマを掘り下げて、事業計画を作り、最後はピッチをするというプログラムです。今回はオンラインで開催されたので、日本全国さらには海外からも参加者がいて、参加者は100名でした。
私自身はライフワークとして取り組んでいる出産、育児、特に「パパのケアの重要性」について、今回のプログラムで考えました。そこから新たなテーマ「少子化」ということも意識するようになり、視野を広げることと仲間(同期)とアルムナイのネットワークが広がったことに大変満足なプログラムでした。

そんなプログラムで自分なりに得たことを徒然に書きます。
1)確信と新たなテーマ
また以前からずっと拘っている「パパ」という視点は、メンターの方々との討議から確信を得ることは大きな成果でした。そして、スケールさせるためのキーワードとして「少子化」も課題に付け加えることになったのは、大きな成長でした。なぜなら、出産、育児だけだと当事者の目の前の課題に視点が行きがちですが、出産、育児の課題の延長線上に少子化があることに気づいたことで、それは今だけの問題ではなく、将来かつグローバルな課題になるのです。なぜなら少子化は先進国共通の課題であり、それは将来的には人口減少となり、国力を左右するからです。
この視点になったのは最後の最後なため、事業計画やピッチに反映できませんでしたが、次に進めための大きな原動力になりました。
「パパケアはSDGs。そして少子化はグローバルな課題!」

2)熱い思いのあるネットワーク
始動6期としてこの時期のこの時間を一緒にオンラインですが過ごした仲間100名は非常に貴重で、少なくとも出産、育児の課題について発信することができ、これからもアップデートできる関係になったからです。なかなか普段、出産、育児そして少子化についてビジネスでテーマにされることはないし、わざわざ考える機会もありませんが、それが4ヶ月という間一緒に過ごした100名に伝えることができ、私が解決したい課題は「出産・育児、少子化」ということを100名が認識したのですから。
「同期」

3)賢い人たちへのリンク
始動6期の仲間が実現したいことが100人100通りで、それぞれ違うテーマだけど、一緒にやれそうなことも多くあり、またこれまでの私の賢い知人たちとコラボレーションすると、面白いことができそうなことも多く、ずっとワクワクできる楽しみが増えました。
「共創」

4)アルムナイとしてのネットワーク
始動のアルムナイ、大手企業で新規事業を牽引する人やスタートアップで活躍する約700人とコネクションができたことは、非常に今後が楽しみです。一方、そのアルムナイに対して、常に必要とされる情報と人脈を磨き続けることの大事さを強く意識しました。
「始動マフィアの仲間入り」

5)まだまだ道半ば、絶対にやり遂げてやるという決意
出産、育児、少子化という当事者が非常に掴みにくい社会課題をテーマに活動していると、ほんとその課題を相手に理解してもらうのに時間がかかります。そもそも多くの人たちにとって言葉は聞いたことがあるけど、課題を認識しているが、それらを整理して掘り下げて考えたことがないため、何が問題なのか伝わらないことはこれまでも何度も経験してきました。今回も最後の最後にその壁にぶつかり、「そんな課題、本当にあるの?」という質問に愕然。
やっぱりまだまだ道のりは長く、まだまだやり続けなければならないなぁと新たに決意をした瞬間でした。
「辞めなければ、失敗ではない!」

6)プランを実行したいという気持ちの高まり
COVID-19の影響により、実際に助産師と活動する機会ができ、いろんな課題をリアルに感じることができたことで、何をやらなければならないのかがクリアで、事業計画も精度が高まりました。そして始動のプログラムを受講したことで、それらを整理することができました。このプランを早くPOCをリアルなフィールドで試したいという思いが強くなり、その準備を始動の後半は意識して動いており、事業計画書の出来やピッチの良し悪しは気にしてなかったのが正直なところです。
プランを実行し、課題解決に向けて邁進する準備ができたのは大きかたったです。
「課題は解決してなんぼ!」

7)これからがはじまり!
始動のピッチ翌日の今日、始動のプランをそのまま大手企業のPOCを行うアクセラレータにエントリーしました。ほんまに課題を解決するためには休んでいる暇はなく、行動あるのみです。
これとは別に、この始動を通じてまとめたプランに興味を持ってもらった企業から具体的な話を聞きたいとお声がけ頂きました。
「いざ出陣!」

今年はCOVID-19の影響でシリコンバー視察は時期未定となっており、フォロープログラムとしてまだまだプログラムが続くということになりました。そして、シリコンバー視察のあとDemoDayが開催される予定で、そこではシリコンバー視察組と国内組とが再度ピッチするという予定になっています。それまでにプランを実行し、トラクションを積み上げて、より具体的なビジネスイメージを伝えることができるようにして、リベンジを果たそうと思います。
「下克上」

最後に
始動Next Innovatorは経済産業省が主催ということで、国のお金を使って学ばせて頂いたということになります。だから今の日本の社会課題、出産・育児、少子化という課題を学ばせてもらったことを活かして、時間がかかっても課題を解決し、社会に還元しなければならないという気持ちです。本当に素晴らしい機会を頂いたことに感謝してます。そして、このプログラムを企画、運営頂いたWiLの方々にお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。

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