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コスモテックの大切にしていること

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箔押し加工のコスモテックが製品・作品づくりで大切にしていること。
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#コスモテック

「 箔押しで、ドバイへ、その先へ ブログ開設20周年に寄せて 」( 文 長田年伸 )

「 青木さん、コスモテックの箔押しで、ドバイに行ってください 」 2014年5月、青木政憲さん( コスモテック )と、青木さんの盟友である平和紙業の西谷浩太郎さんと池袋で飲んだとき、ぼくは青木さんに向かって、たしかにそう言った。 * コスモテックを知ったのは2013年、仕事を依頼しはじめたのが翌年なので、今年でちょうど10年の付きあいになる。デザイナーであり編集者であり執筆者でもあるぼくは仕事で本を装丁する機会に恵まれ、これまでもたびたびコスモテックの力を借りてきた。でも

『 箔押し加工立ち会い 』 のススメ

コスモテックの青木です。 コスモテックの新サービス 『 箔押し立ち会い 前田屋 』 を開始するにあたって、コスモテックと馴染みの深い4名の皆様から 「 ( コスモテックの ) 箔押し立ち会いとは? 」 について語っていただきました。 4者による 「 加工現場に立ち会うこと 」 とは? コスモテックは今まで数多くのお客様と加工現場での立ち会いを行なってきた中で、僕も職人たちも 『 お客様の求める形をつくる  』 『 お客様に喜んで頂きたい 』 その一心で取り組んできました

『 箔押しの 「 版 」 について 』

こんにちは、現場の前田です。 今回は、箔押し加工には欠かすことのできない 「 版 」 についてご紹介したいと思います。 箔押し加工では金属で出来た凸状の 「 版 」 を使用して、ロール状の箔材を熱圧着させて加工しています。版は箔押し加工において必要不可欠な存在であり、とても重要な役割を担っているのです。 箔押し加工に使用する 「 版 」 には、主に亜鉛・マグネシウム・銅などの金属素材が使用されています。  左から  C社製 亜鉛版・D社製 マグネシウム版・A社製 銅版

「箔のバリ取り」

こんにちは。 現場の前田です。 今回は KASUGAMARU 宮前陽さま がデザインされた 『 東京造形大学 メディアデザイン専攻領域 』 プロモーションカード をお手伝いさせていただきました。 表面は圧を強めに押した型押し加工、裏面は基盤を模した細かなデザインを箔押しのみで表現しています。 表面 - デボス加工( 型押し ) 裏面 - 箔押し加工 加工ポイントは裏面の箔押し部分です。 箔押し加工の中では押す作業だけではなく、より箔押しを美しく見せるため 「 バリ