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コスモテックという、ある箔押し屋の話

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十数年をコスモテックの営業として過ごした僕(青木)の思い、お客様・職人・コスモテックへの感謝を言葉にしたい。今だからこそ伝えられることがあるのではないだろうかと思い立ち、僕なりの… もっと読む
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#本

「箔押しのコスモテックを見つける」

コスモテックの青木です。 この記事でご紹介するのは、箔押し印刷会社 コスモテックが取材していただいたり、加工のお手伝いをさせていただいたり、制作過程で何かしらの接点があった書籍、新聞、テレビ番組などです。 今から約20年前、僕は町工場の雰囲気漂うコスモテックの門を叩きました。その頃は取材を含めメディア掲載、書籍のクレジットとして載ることもゼロでした。 20年かけて少しずつ今のコスモテックへと変化し、振り返ればこんなにも沢山の出会いに恵まれ、まるで夢のようです。 個人出版

「ふとした結びつき、静かなやさしさ」

コスモテックの青木です。 私がコスモテックの門をたたき、それから数年後の2005年に立ち上げたコスモテックの箔押しブログ 『 ようこそ!行列のできる箔押し印刷工房へ 』 はおかげさまで まもなく開設20周年という節目をむかえようとしております。 2024年になり、じんわりとうれしくなる出来事が2月に同時に立て続け3つも起こるとは驚きでしたので、 note にてご紹介させていただきます。 ◉ おてんとうさまは見ている3つの出来事が 「 少し前のことなのにも関わらず、ふとし

「 コスモテック、 『 デザインのひきだし 』 表紙加工 全10回成す 」

コスモテックの青木です。 2024年2月発売の 『 デザインのひきだし51 』( グラフィック社編集部 )では、コスモテックは通算10回目の表紙製作・加工のお手伝いをさせていただきました。 書籍の顔である表紙へ10回も押させていただいたという出来事は私にとって特別な思いがあります。 ◉ 6回目を超えた時の意識コスモテックがはじめて 『 デザインのひきだし 』 の表紙加工に携わらせていただいたのは、今から遡ること13年前。2011年 『 デザインのひきだし13 』 で青焼き

「香港のデザイン誌 BranD Magazine に掲載されました」

コスモテックの青木です。 今回、香港から刊行されている、世界中のブランドデザインとブランディングコンテンツを探求するデザイン雑誌 『 BranD Magazine 』 にコスモテックがお声がけいただき、掲載されております。 テーマは毎号ごとに異なり、コスモテックは今回 「 デジタル時代の印刷の力 」 を特集する号で、大変光栄なことに 『 BranD Magazine 』 よりお声掛けいただきました。 ご紹介していただいた記事は、コスモテックの現場リーダー 前田瑠璃が大き

「ライター 古田靖さんとの出会い」

コスモテックの青木です。 書籍 「 アホウドリの糞でできた国 」( アスペクト )の著者である、ライターの古田靖さんが2022年7月逝去されました。僕個人としても、そしてコスモテックとしても、長きにわたり古田さんには大変お世話になりました。心よりご冥福をお祈りいたします。 今のコスモテックを語る上で、古田靖さんとの出会いは欠かせないものでした。 ○ 出会いは突然でした コスモテックが今日のようにメディアや書籍に取り上げていただくようになるずっと前の話です。僕がコスモテッ

「箔押しを愛する、すべての者たちへ」

おそらく過去に前例がなく、この先も二度と出会うことができない、そんな予感がするお仕事。それが、2022年6月発売『 デザインのひきだし46 』の表紙への箔押し加工です。 これはもう、『 伝説となること間違いなし 』でしょう! ・ 前代未聞!! 表紙が全1000パターン 紙が10種類、箔色は20色、腐食版と彫刻版の2つの版で繰り出す、今回の表紙のパターン数は、なんと1000パターン! 1パターンにつき14冊程度しか加工しないので、1冊1冊の希少価値が高く、どのパターンを手

「(もと)コズフィッシュとコスモテック」

2020年2月21日。 都内某所のタイ料理屋にて。 祖父江慎さん率いるコズフィッシュから独立した4名のデザイナー、吉岡秀典さん( セプテンバーカウボーイ )・佐藤亜沙美さん( サトウサンカイ )・鯉沼恵一さん( ピュープ )・福島よし恵さん、そしてコスモテックの青木と前田瑠璃の計6名でお食事会を行いました。 目的は、鯉沼さん・福島さんのコズフィッシュからの独立祝い! おめでとうございます。 ・セプテンバーカウボーイ | https://twitter.com/SEP_C