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時を暖めよ そして 時を眠らせよ やさしく 恋人を愛撫するように 緊張した空気を やわらかく包み込み 精神の奥底まで 染み入るように 時を暖めよ そして 時を眠らせよ 花びらのような軽さで 想いを言葉に変えて かすかな風にのせてみる なんて哀しい告白が あなたの肩を 通り過ぎていくのだろう まるで予感のように 想いが届くなら このまましばらく 眠りの中で沈んでいよう 暖かな時に包まれて やがて目覚めるはずだから 時を暖めよ そして 時を眠らせよ ふたりの間で
そらに風が みずに風が 季節を告げ ぼくに空が ぼくに水が 季節を告げる 明日もここにあると 誰が言うまでもなく このままこわれると 誰が言うまでもなく