夢の中で
時を暖めよ
そして
時を眠らせよ
やさしく
恋人を愛撫するように
緊張した空気を
やわらかく包み込み
精神の奥底まで
染み入るように
時を暖めよ
そして
時を眠らせよ
花びらのような軽さで
想いを言葉に変えて
かすかな風にのせてみる
なんて哀しい告白が
あなたの肩を
通り過ぎていくのだろう
まるで予感のように
想いが届くなら
このまましばらく
眠りの中で沈んでいよう
暖かな時に包まれて
やがて目覚めるはずだから
時を暖めよ
そして
時を眠らせよ
ふたりの間で
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