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シモツケソウ(下野草)

「花を撮影して名前を覚える」個人プロジェクト。36日目は「シモツケソウ」。山道の傍らに群落で咲いているのを撮影した。
ピンク色で小さい花が密集して咲く山野草で、遠くから見るとピンクの固まりに見える。近づいてよく見ると、オシベが髭のように長く伸びているのが何とも可愛らしい。茎の色も、花の付け根はピンクに染まる。花びらは4枚または5枚。葉は5つに分かれて、先が少しとがっている。

写真 2020-06-19 午後0 02 20

名前の由来は、栃木県の昔の呼び名である下野(しもつけ)の国に多く生えていたかららしい。ただし、栃木県の県花は「ヤシオツツジ」で、シモツケソウではない。地域や環境によって種類が分かれ、私が撮影したのは「コシジシモツケソウ」だと思う。園芸用の「キョウガノコ」という、華やかな名前の種もある。開花時期は6月~8月で、初夏というよりは夏の花だ。バラ科なのでとげがあり、手を突っ込むと刺さるかもしれない。

<シモツケソウの分類>
被子植物>双子葉類>バラ目>バラ科>シモツケソウ属

写真 2020-06-19 午後0 01 51


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