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【建築担当インタビューvol.7】東急ドエルアルス浦和元町(成約済)

こんにちは。
コスモスイニシアで流通事業を担当している石原です。
今回は、東急ドエルアルス浦和元町について、建築担当の鈴木にインタビューしてきました!

物件コンセプト:心と生活にゆとりが生まれる空間


ー物件data
・埼玉県さいたま市・マンション
・築年月:1986年3月
・住戸専有面積: 93.78㎡
・リフォーム前/後間取り:4LDK

■事業担当|石原遥菜…引越し魔。9回目の引越しの準備中。
■建築担当|鈴木暁子…6歳と10歳の娘を持つワーママ。最近念願のリノベーションしたお家に引越したばかり。インテリアショップ巡りとキャンプが趣味。

―周辺環境について


石原現地周辺の印象について教えてください。
鈴木:北浦和駅は北浦和西口商店街(※)や北浦和西口銀座商店街(※)、クイーンズ伊勢丹北浦和店(※)というスーパーもある賑わいのある駅。
さいたま市浦和区は文教都市として発展したエリアでもあります。
駅から少し離れる分、マンション周辺は穏やかな住宅地が広がる場所です。

―Before&After図面



―リノベーション工事前のお部屋について


石原:リノベーション工事前のお部屋の印象は?
鈴木:お部屋自体は、南向き・角部屋ということもあって、リビング・ダイニングに開放感がありました。ただ、廊下部分が長くて、少しうす暗い印象を受けました。
水回りがまとまっていて、使い勝手が良さそうだったので、水回りのレイアウトは、ほとんど変えていません。

―ターゲットはどんな人?


石原:どういった方がお住まいになるイメージでプランを考えましたか?
鈴木:90㎡超で4部屋もあるので、お子さまが2~3人いらっしゃるご家族。
一人一部屋と考えると、お子さまは小学生以上だろうな…そんなイメージでつくりました。

リビング・ダイニング・キッチン:
少し年齢の高いお子さまがいるご家族をイメージして、内装はシックな色味でまとめたそう


ーリノベーションのポイントについて


石原:「ここは見てほしい!」というポイントは?
鈴木:構造上壊すことができない壁や太い梁など、制約がたくさんある中で、もともとのお部屋が持っている魅力を引き出し、より暮らしやすいお部屋になるよう頭をひねりました。
石原:マンションのリノベーションは制約も多く、プランニングが大変なんですね。
鈴木:そんな中で、特に以下の3点を特に意識してリノベーションしました。

①暗さの原因はここだ!廊下を工夫して明るい空間に 

鈴木:もとの間取りは、L字型の長い廊下があるせいで暗い印象でした。せっかく南向き・角部屋という良い条件が揃っているのに、その良さが活かされていませんでした。廊下が長いとその分、居室スペースが狭くなってしまうので、廊下面積を極力狭くして、居室スペースを広く取り、お部屋の中どこにいても広々とした印象になるようプランニングしました。


②お部屋の第一印象を決めるのは、玄関

鈴木:リノベーション前の間取りでは、90㎡超のお部屋なのに、玄関が狭くて収納スペースもごくわずか。
玄関はお部屋の印象を決める重要な場所なので、お部屋が広くても玄関が狭いと手狭な印象になってしまいます。
そこで、今回は洋室(1)を小さくして、代わりに大容量のシューズクロゼットをつくりました。
石原:大胆ですね!
鈴木:洋室(1)は北向きなので、使うならきっと寝室。寝室に10畳も使うよりも、玄関スペースを広く取る方が住み心地がよくなると考えて、思い切って間取りを変更しました。

シューズクロゼット:
お気に入りの靴を飾っても素敵ですし、 お子さまの部活動グッズやゴルフバッグを置いてもよさそう


③家族が多くても暮らしやすい水回り

鈴木:元の浴室は1216サイズ(内寸約120cm×160cm)で、お子さまが多いご家族が住むことを考えるとやや小さめ。そこで一回り大きい1416サイズ(内寸約140cm×160cm)に変更しました。
洗面室は、もともと2WAY動線だったので(2方向から出入りできる動線のこと)、そこは、そののまま活かしました。
キッチンで料理をしながら、洗濯機を回したり、お風呂を入れたり。一直線で動けて効率的です。
石原:行き止まりがない、回遊できる動線って便利ですよね。朝の忙しい時間帯も、家族の渋滞が起こりにくく、毎日の小さなストレスが軽減できそうです。


―おすすめのお部屋の使い方


石原:これだけ広いと、どんな風にお部屋を使おうか迷ってしまいます。おすすめの使い方を教えてください。
鈴木:キッチンカウンター前のちょっとしたスペースに机を置いて、ワークスペースや、お子さまの勉強スペースとして使ってみてはいかがでしょうか。
ここは南向きの出窓があって明るいですし、家事をしながらお子さまの様子を見ることができますよ。
石原:ひろいリビングダイニングキッチンに家族が集まって、自然とコミュニケーションが生まれそうです。

キッチンカウンター前:
リビングからみた様子。天井に照明が取り付けられるようになっています。


―インタビューを終えて感想

面積さえ広ければ、「どんな間取りであっても広々とした室内に違いない」と思っていました。
ですが、決してそんなことはなく、広く見える・明るく見える間取りには、理由があるということがよく分かりました。
最後のお部屋の使い方の提案も、広いからこそ工夫できる余地があるんだなと感じました。
例えば、お子さまは先に夕食を済ませてしまうけれど、その後に帰宅した親御さんがお子さまがリビングで勉強している様子を見ながら夕食をとる、そんな光景が思い浮かびました。
家族のコミュニケーションが生まれる素敵なお部屋でした。


ー物件概要・物件詳細



※掲載の写真は、本物件を撮影(2022年11月)したものです。
 家具・調度品等は販売価格に含まれません。
※周辺環境データは2022年11月現在調べです。
※掲載の距離は現地所在棟のエントランスからの距離を示したもので、徒歩分数は80mを1分として算出(端数切り上げ)した概算時間です。
※北浦和西口商店街…現地より14分
※北浦和西口銀座商店街…現地より16分
※クイーンズ伊勢丹北浦和店…現地より徒歩10分







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