【建築担当インタビューvol.2】パーク・ハイム宝ヶ池銀杏館 (成約済)
こんにちは。
コスモスイニシアのリノベーション事業を担当している馬場です。
第2回はパーク・ハイム宝ヶ池銀杏館(京都市左京区)の建築担当 北畑にインタビューしてきました!
今回も、建築担当へのインタビューを通して商品づくりの過程やこだわりをお伝えします。
・事業担当:馬場遥…転職してリノベの魅力を知り、自らもリノベーションマンションを購入。
・建築担当:北畑真紀子…お住いになられるお客さまを想像してプランニングしています。間取りを考えるのがいつも楽しみ。
物件コンセプト:広さ162㎡!!ゆとりある4LDKで贅沢な暮らしを。
■周辺環境について
【馬場】Q:現地周辺の印象は?
【北畑】A:本マンションは、過去にも弊社でリノベーション工事をしており、今回で7物件目になります。何度も現地に足を運んでいますが、京阪電鉄~叡山電鉄へ乗り継いで、のどかな美しい山並みを見るのがいつも楽しみです。冬は雪化粧をまとった山並みを見ることができ、京都らしい趣きを感じます。
最寄りの宝ヶ池駅(※)までは徒歩2分と近いですし、バス停(※)も近く、河原町四条辺りへも行けます。
■工事前のお部屋について
【馬場】Q:リノベーション工事前のお部屋の印象は?
【北畑】A:とにかく広い!!でした。玄関がメイン玄関とサブ玄関と2つある特徴的な住戸です。162㎡ものお部屋を担当させていただくのは初めてです。
ワイドスパン(バルコニーに面した間口が広いこと)のリビングから一望できる山が素敵でした。
しかしながら、洗面室に洗濯機置き場がないこと、キッチンへはリビングを通らないと行けないこと、和室が独立していて遠い、廊下が長い等、お部屋が広いならではの生活動線の課題があったので、そこを改善したいと思いました。
■リノベーションについて
【馬場】Q:リノベーションのポイントは?
【北畑】A:生活動線がよくなるよう、以下2点を改善しました。
①キッチンへの動線
買い物から帰ってきて、重い荷物を持って歩く距離をなるべく短くしたいと思い、廊下側からもリビング・ダイニング側からもキッチンに入れる2wayの設計にしました。
元の間取りは、リビング・ダイニングを経由してぐるっと回らないとキッチンまで行けませんでしたが、リノベーション後は、廊下にキッチンへの入口を作って、廊下側からもリビング・ダイニング側からも入れるようにしました。
②洗濯動線
元は洗面室から離れた廊下の向こう側に洗濯室がありましたが、日々の生活の中で洗濯物を洗面室から洗濯室に運ぶのは大変です。なんとかして洗濯機置き場を洗面室の中に持ってきたかったので、水回りの配管を工夫して移動させました。
他にも、広いだけに設計で工夫した点はまだまだたくさんあります・・・!
【馬場】Q:リノベーション工事後のここは見てほしい!はどんな所?
【北畑】A:ぐるぐると住戸内を回遊できるので、歩き回っていただきたいです。
元和室とダイニングを3枚の引戸でつなげ、家族や友人が集まるときは開けっ放しにして使ったり、テレワークスペースとして、閉めて使用することも想定しています。
廊下や家事室だったところは納戸・パントリーにして収納力をUPしました。通路となる廊下は極力なくし、用途のある収納に変えることで住戸内の無駄な空間を極力減らしています。
【馬場】キッチンとつながるパントリーは食品・日用品ストック、災害用備蓄、廊下とつながる納戸はクリスマスツリー等の季節ものやゴルフバック等の趣味のものを置くスペースに使えそうです。
【北畑】また、メイン玄関近くの廊下収納は、一部をクロゼットにしたのでアウターを掛けたり、サブ玄関近くの物入はトランクルームとしてアウトドアグッズを収納できるように、床材を塩ビタイルにしました。
塩ビタイルは水を弾くので、汚れた時の掃除がしやすくなりますよ。
日々の生活をなるべく具体的にイメージして収納を作りました。
そして、リビング・ダイニング・キッチンは長く過ごす場所なので、居心地が良くなるようこだわりました。
作業がしやすく、会話が生まれやすいように独立キッチンだったのをL型のオープンキッチンにしました。
リビングとダイニングの間はつながりが生まれるようにガラス扉を採用。扉で仕切れるので、冷暖房効率が良くなり省エネにもなります。
【馬場】ガラス扉があることでおしゃれ度がぐっと上がりますね。
ガラス扉なら閉めても広さを感じることができるし、ガラス越しに別室にいる家族の様子が見えるのも嬉しいですね。
■インタビューを終えての感想
【馬場】162㎡という広さも珍しいですが、ただ広いだけでなく動線が考えられていて、「暮らしやすさ」に想いを込めて設計されている点が印象的でした。景色を眺めながら、心にも時間にもゆとりを感じながら、穏やかに過ごせそうです。
特にリビングとダイニングの間にある、ガラスの扉が素敵だと思いました。扉越しに家族の様子を見ることができたり、閉めても圧迫感がなく、機能性とデザイン性両方を兼ね備えていて、存在感があります。
リビングとダイニングそれぞれが広々とした、この住戸だからこその設計で、特別な感じがしますね。
■Before&After図面
※掲載の写真は、本物件を撮影(2022年3月)したものです。
家具・調度品は販売価格に含まれません。
※掲載の距離は現地所在棟のエントランスからの距離を示したもので、徒歩分数は80mを1分として算出(端数切り上げ)した概算時間です。
※叡山電鉄「宝ヶ池」駅まで徒歩2分/京都市バス「花園橋」まで徒歩1分
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