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自然の恩恵をたくさん感じられる住まいってうれしいよね。

※上部の写真はイニシアフォーラム尾山台(分譲済・2021年11月撮影)

自然が持つエネルギーを利用する
パッシブデザインを採用した新築分譲一戸建
『イニシアフォーラム尾山台』(分譲済)。
風、光、緑の恩恵を活かした
住まいづくりについてインタビューしました。

※パッシブデザイン・・・
自然や環境が持っているエネルギー
(日当たり、風、気温、雨水など)を上手に利用し
建物を設計する事で、エネルギー消費を抑えて
快適な生活環境をつくろうとするもので、
自然の力を使い自然と共生するという設計の考え方です。

―どのような取り組みを行なったのでしょうか?

パッシブデザインを考える上で
「風」はデザインの根本を担います。

風は、その土地の微気候に大きな影響を与えることから、
「イニシアフォーラム尾山台」(分譲済)現地を中心に、
周辺地域を含め約10年間の風に関するデータを
専門会社の協力のもと解析
を行いました。

解析を元に敷地のレイアウトを考え、
流れ込む風が巡る道筋や風量、
風圧を繰り返しシミュレーションすることで、

それぞれの邸宅に心地よい風を
効果的に取り込める配棟計画と街区をデザインしました。

敷地に取り込んだ風をそれぞれの邸宅の室内へ導き、
快適な暮らしをしていただくため、
風を効率的に取り込む「窓」に着目したのです!

細かいですが、
室内の風の流れもシミュレーションを行い、
「窓」の位置、形状、開き方向等を
一つひとつ検証し設計しました。

天窓も設けて重力換気の効果で立体的な風の流れを作り、
室内の快適さにきめ細かくこだわっています。

立体的な風の流れをつくる天窓
(イニシアフォーラム尾山台・分譲済・2021年11月撮影)

また、
快適に過ごすには、気温も大きな要因です。

街区の中央を占める開発道路には、
透水性のインターロッキング(※)を採用し、
美しいインターロッキング舗装の道路に温度上昇の抑制
という環境への目的を追加しました。


※インターロッキング・・・コンクリートをお互いがかみ合うような形にし、レンガ調に組合せた舗装方法(2021年11月撮影)

本プロジェクトに関わらず、
木々の樹種や視覚的観点から街並みを創造することには
非常にこだわりを持っています。

さらに、
「イニシアフォーラム尾山台」においては、
常緑樹や落葉樹を計画的に配置し、
夏季には木々の蒸散作用による暑さの緩和
冬季には落葉によってもたらされる陽射しの暖かさなど、
自然の恩恵を受けながら快適に暮らすデザインを追求しました。

イニシアフォーラム尾山台(分譲済・2021年11月撮影)

ーなぜこの取り組みをされたのですか?

初めてこの場所を訪れた時、
この立地を活かすために何をするべきかを考えました。

閑静でゆとりある緑豊かな風致地区。
国分寺崖線上の高台。

この場所でゆとりや心地よさと今の時代、
そしてこれからの時代に求められる環境共生を実現するには、
ゼロから新しいものを作るのではなく、
恵まれた環境を最大限に活用することこそ大切
だと考え、
この地にふさわしい“パッシブデザイン”を求めました。

既存の環境を尊重し活かすこと、
それは歴史あるこの地、街そのものを尊重することにもつながるはず。
それは、デベロッパーとしての責務と考えています。

ーこの取り組みに対する想いを教えてください。

地球温暖化や環境の変化による災害などの社会問題に対して、
人工物がもたらす機械的なエネルギーだけに頼らず、
自然の恩恵から快適に過ごすという
パッシブデザインの考え方
は、
多くのお客さまに共感をいただきました。

人生100年時代と言われる今、
人生を充実させるため、あるいは自分らしく生きるために、
身体だけなく心にもゆとりをもたらすことが大切。

それは自然を感じ、自然に触れ合い、
自然と対話をすることも深く関わっていると考えます。

「自然の恩恵から快適に過ごす」
というパッシブデザインの考え方は
今後ますます注目され、それが新たな価値につながると思います。


【担当者の紹介】
三谷祐貴 入社から7年。
建築本部で新築戸建てなどの設計を手掛けている。


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