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【建築担当インタビューvol.5】コスモ東池袋(成約済)

こんにちは。
コスモスイニシアのリノベーション事業を担当している石原です。
第5回はコスモ東池袋の建築担当・藤澤にインタビューしてきました!
今回も、建築担当へのインタビューを通して商品づくりの過程やこだわりをお伝えします。

・事業担当:石原遥菜…引越し魔。9回目の引越しの準備中。
・建築担当:藤澤駿…入社3年目。昭和レトロカルチャーを愛する平成BOY。

物件コンセプト:おしゃれな飲食店の上に佇む池袋の隠れ家


ー物件data
・東京都豊島区東池袋マンション
・築年月:1988年3月
・住戸専有面積:47.52㎡
・リフォーム前/後間取り:2LDK

■周辺環境について

【石原】Q:現地周辺の印象は?
【藤澤】A:巨大ターミナル駅「池袋」駅から徒歩8分の本マンションですが、駅からのアプローチは、その8分の間、飲食店や個人経営のお店を見ながら歩くことができます。仕事帰りに一人で食べるならこのお店かな、友人とお酒を飲むならこのお店かな、と想像が膨らみワクワクしました。
池袋は、「まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市」をコンセプトに再開発をしているだけあってか、住むだけでエネルギッシュな気持ちになれるような街だなと思いました。
また、テレビでも紹介された洋食屋「キッチン Oh!Way」や、行列のできるハンバーガー屋「No.18」がマンションの1階にあります。
メディアで紹介されるような有名な飲食店に、気軽に普段着でフラッと行けるなんて嬉しいですね。

■工事前のお部屋について

【石原】Q:リノベーション工事前のお部屋の印象は?
【藤澤】A:玄関とベッドルームがリビングダイニング側に飛び出ていて、少しいびつな間取りでした。あとは、リビングダイニングの中にトイレがあったので、来客があったときにちょっと不便だなあと思いました。
廊下が小さく、水回りがコンパクトという空間効率が良い点はそのまま活かしたいと思いました。

Before間取り:藤澤が気になった部分(赤枠内)。
確かに少しいびつな形状です。


■リノベーションについて

【石原】Q:リノベーションのコンセプトは?
【藤澤】A:単身で住む男性をイメージして設計しました。コンセプトは、「おしゃれな飲食店の上に佇む池袋の隠れ家」。
建具はウォルナット柄で大人の雰囲気を演出し、リビング・ダイニング・キッチンの照明はすべてダウンライトにすることで、スタイリッシュな印象に仕上げました。

リビングダイニング:
照明はダウンライトを採用。
ダウンライトは出っ張りがないため、お部屋をよりすっきり見せてくれます。
建具のウォルナットが良いアクセントになっています


【石原】Q:リノベーションのポイントは?
【藤澤】A:思い切って玄関と東側のベッドルームを狭くして、リビングの形を整えました。間取を整形にすることで、広さを感じやすくする工夫をしています。

【石原】Q:苦労したのはどんなところ?
【藤澤】A:水回りの動線のプランニングです。
リビングダイニングからトイレが見えていたので、まずはリビングドアをつけてリビングと水回りスペースを区切って、さらにトイレのドアを引き戸にすることで、スムーズな動線になるよう工夫しました。
水回りをコンパクトにまとめたことで、より使い勝手の良いレイアウトになりました。

元々と比べてお部屋の畳数は小さくなったものの、いびつな形が修正されすっきりした間取りに。

キッチンのサイズも大きくなりました。 また、リビングと一体化していた水回りはコンパクトにまとめ、扉で仕切ることでそれぞれの独立性を確保しています。

【藤澤】:「動線」へのこだわりはまだあります!
洋室(1)のスライドドアを開けたまま部屋を使うことも想定して、キッチンと洋室(1)、どちらからでも入れるよう、寝室となる洋室(2)にドアを2か所設置しました。

【石原】:ココだけは見て欲しい!ポイントはどこですか?
【藤澤】:フレキシブルに使える洋室(1)です。開き戸ではなく、あえてスライドドアで仕切ることで、リビングダイニングとつながりを持たせました。ワークスペースやトレーニングルームなど、暮らす方のライフスタイルに合わせた使い方が出来るように設計しました。
ガラス引き戸も見て欲しいポイントです。デザイン性だけでなく、窓のないリビングダイニングでも、洋室(1)からの光を間接的に取り込むことで、暗い空間としないこだわりを反映しています。

リビング側から洋室(1)を見た様子

■インタビューを終えての感想
【石原】「隠れ家」というコンセプトで表現されているのは、喧騒とその中にある快適空間なのかなと考えると、まさに本件にピッタリだと感じました。
この間取りを見て思ったのは、数字上のお部屋の広さは狭くなっているはずなのに、元の間取りよりも使いやすいように感じるということです。動線がスムーズなのも使い勝手の良さに一役買っているかもしれません。間取りというのは奥が深いですね。
また、個人的に冷蔵庫横スペースにダイニングテーブルを置くステージングに違和感がなく、しっくりきたので、是非真似したいところです。

■Before&After図面





※掲載の写真は、本物件を撮影(2022年8月)したものです。
家具・調度品は販売価格に含まれません。
※掲載の距離は現地所在棟のエントランスからの距離を示したもので、徒歩分数は80mを1分として算出(端数切り上げ)した概算時間です。


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