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資源のシェアで、地域にも貢献できる住環境を整える。

※上部掲載の写真は、イニシア芦屋レジデンス(販売中・2023年7月撮影)にて撮影したものです。

コスモスイニシアが手掛ける
関西の新築マンション、「イニシア芦屋レジデンス」。
今回は、共同住宅としては初登録となる
”芦屋市災害時協力井戸”について
社員にインタビューしました

社風でもある
「新しい事・面白い事」をやってみる。
そして、
住まいづくりにおいて大事にしている、
「その地で作る意味、周辺の特徴や雰囲気、素材を取り入れる」
ということ。
それらを
”シェアできる井戸”という発想で取り組みました。


—どんな取り組みを行なったのですか?

当社が手掛ける関西の新築マンション
「イニシア芦屋レジデンス」で、
”シェアできる井戸”
作りました。

手押しポンプ井戸(イニシア芦屋レジデンス・2023年7月撮影)

なんでも、
芦屋市で共同住宅における
芦屋市災害時協力井戸の登録”初めてなのだとか。

※芦屋市災害時協力井戸とは、
災害時に市民や事業者の方が所有されている井戸の水を生活用水として
共同利用するものです。
引用元:https://www.city.ashiya.lg.jp/bousai/saigaitaisaku/saigaijikyouryokuido.html

井戸って、子供の頃はよく見かけたりしましたけど
近年はめっきり減ってしまって、
なかなか目にすることないですよね。

ただ、作っては見たものの
完成するまで、結構大変だったんです!
今の時代に、井戸を作っている会社さんなんて、
全然知らないので一から調べました。

―この取り組みをしようと思ったきっかけは何ですか?

このマンションを手掛ける前に、
イニシア甲南山手(分譲済)というマンションを販売していました。
その建設中に、水みち(以下、地下水)が出てきたんです。
※水みちとは浅層の地下水のことを指します。
引用元:https://www.mizu.gr.jp/kikanshi/no12/06.html

よくよく調べていくと
芦屋市は神戸市の隣に位置していて、
六甲山と瀬戸内海の距離がかなり近いんですよね。

なので、雨が降ると
雨水を山でろ過して、海に流れ込む。
そういう地形になっているんですよ。

昔から、白鶴や菊正宗といった日本酒が有名なのは
こういった地形から生まれる豊潤な水脈が
背景にあったりする
というのも
調べる中で知りました。

話が逸れましたが、
近くのマンションでそんな事があったものですから、
これはイニシア芦屋レジデンスでも出るんじゃないか?
そう社内で話していました。

実際に地下水が出た時に、関係者からも、

「出た!遂に出た!?」

とワクワクして話したんですよね。


奥庭(イニシア芦屋レジデンス・2023年7月撮影)


それに加えて、
私たちが手掛けるのだから
地下水という土地のポテンシャルを最大限活用して
新しい事・価値ある事に挑戦することにしました。

その際にカギになったのが
マンションのコンセプトでもある、
”シェア”
という考えです!

本のシェアができる共用ラウンジ (イニシア芦屋レジデンス・2023年7月撮影)

居住者の方同士が、日常的に
シェアして活用できるのが良いなと考え
”手押しポンプ式の井戸”にして
水の流れるような水景をデザインする事で、
つい水を出したくなるようなしつらえにしました。

例えば、
子どもの遊び場として、
植栽の水やり場として、
活用していただきたいなと思いました。

でも、
これだけだとなんか普通だなと。。。

そこから
色々考えているうちに、
阪神淡路大震災があったことや、
近年防災意識が高まっている事もあり、

この井戸を防災登録して、

いざというときに、居住者だけでなく、
周辺住民の方々の水というインフラとして
シェアできる状態を目指したい!

そう思ったんですよね。

有事の時でも手押しポンプ式であれば、
水は出せるし、
日常的には
子供たちの遊び場や情操教育の観点からも
良い
と考えました!

―他に伝えたいメッセージやエピソードはありますか。


いざという時が来ては欲しくないですが。。。

もし仮に、そんなことがあった時は
この井戸を居住者の方も、周辺住民の方も活用してくれたら
嬉しいです。

「大変なあの時に、
 ここの井戸水があって助かったんだよ」

そんな風に、
地域とも関われたら、良いなぁと思います。

その地で作る意味と新しい発想で考えてみる。
そんな想いで、
シェアできる井戸を作りました。


<担当者の紹介>
武木田 航志
新卒入社4年目。
新卒から西日本支社で建築本部に所属し、
新築マンション、ホテル等の商品企画を手掛ける。



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