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皆既月食はなぜ起きる?数年に一度、珍しい皆既月食!

こんにちは!
コスモ女子のゆうりです。

私は天体観測が好きなので、流星群がいつ来るかや日食などのニュースをよくチェックしています。タイムリーなニュースとして先日皆既月食が日本で見られました。

今回は夜空に浮かぶ月の「月食」について、調べてみました。
月食がなぜ起こるかや皆既月食について、ご紹介していきます。


月の満ち欠けと月食について

「月食」の話をする前に、月の満ち欠けがなぜ起こるかを簡単に説明します。
月は、地球から見て太陽の光を受けている側が光って見えており、その面積やあたる部分が変わることによって満ち欠けしているように見えます。

次に、「月食」がどう起こるかですが、太陽から見たときに『太陽→地球→月』の順番に一直線上にあるときに起きる現象です。
月の満ち欠けと合わせて考えると「満月」のときに必ず起きそうなイメージを持ちます。
しかし、「満月」の時に必ずしも起きるわけではありません。

では、どのようなタイミングで「月食」が起きるのかを、次に紹介していきます。


月食のメカニズムとその種類

普段の「満月」の時に、『太陽→地球→月』の順番になっているにもかかわらず、「月食」にならないのは、月の地球周回軌道と地球が太陽を公転する軌道が5度ほど傾いていることが原因です。

このため、『太陽→地球→月』の順番で一直線上(水平)に並ぶのは1年に1,2回くらいしか起こりません。
さらに、夜(「満月」のとき)に起きるのは、更に回数が減ることから、「月食」が起きるのは数年に1回のレベルになります。

では、「月食」の種類や「月食」が起こるときの特徴についても紹介していきます。

➀月食の種類について

地球と月は自分では光を発さず、太陽によって照らされているので影を作ります。影の作り方によって月の隠れ方も変わります。

①半影食
地球の影には、太陽の光が全く当たらない影である本影と太陽の光の一部が当たって少しだけ明るい半影があります。半影に月が隠れる際は影が薄いのであまり隠れているようには見えません。

②本影食
一方、太陽の光が全く当たらない本影は影が濃いので、本影に月が隠れるときに「皆既月食」と「部分月食」が起こります。

②月食の特徴について

月食が起こる時の特徴として、月食がみれる時は月が赤く見えます!
理由は光の性質によるものです。

太陽から届く光のうち、青色の光は波長が短く地球を通過する時に散乱します。一方赤色の光は波長が長いので、月食の時の月は赤い色に見えるわけです。
赤い色の光も、地球の大気の状態によって変化するので、月食のたびに同じ色で見れるとは限らないそうです!

学校やニュースで知ったことが目の前で起きると思うとワクワクしませんか?
次に見れるチャンスが今から楽しみです!


まとめ

いかがでしたか?

星の位置関係によって起きる不思議、実際に体験できるのは面白いですよね!日本で次に月食を見ることができるのは、2023年10月29日の部分月食、2025年9月8日の皆既月食です!
なかなかないチャンスなので、今からカレンダーに登録しておくといいかもしれません!

コスモ女子では宇宙に関することを記事やイベントにて紹介しています。
今後も楽しみにしていてください!


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